瀬戸内国際芸術祭2019の作品巡りまとめ
瀬戸内国際芸術祭の作品巡りをしたので、ここに情報をまとめます。
皆様の参考になれば幸いです。
作品巡りまとめ
鑑賞した作品を以下にまとめます。
直島
草間彌生さんのかぼちゃで有名になった島。
予行演習で巡り、パスポートを持っていなかったため無料のものや外観しか撮影しておりません。
パスポートを入手したので、今年中にもう一度リベンジする予定です。
『na06-B「緑川洋一展」西沢大良』はまだやっていなかったこと、『na17-B「きんざ / このことを」内藤礼』は予約が必要だったので、次回は立ち寄りたいです。
直島最大の目玉「地中美術館」も予約が必要な場所です。
一番おすすめのスポットですので、予約が取れてから計画されると良いでしょう。
※直島は島全体が素晴らしいので、時間が合わない場合は妥協されても良いでしょう。
※初めての瀬戸内国際芸術祭レポートで、興奮して写真を撮りすぎてしまったので2記事に分けました(笑)
沙弥島
春のみの会場。
沙弥島のナカンダ浜は香川県の観光スポットして人気が高いです。
瀬戸大橋記念公園もあります。
会期外でもぜひ訪れてみてください。
素敵な場所にある素敵な作品たちばかりでしたよ。
この「そらあみ」は秋に本島に移動していました。
大岩オスカールさんの作品、瀬戸内国際芸術祭2019において私が鑑賞した作品の中で一番感動しました。
大岩オスカールさんは男木島にも「部屋の中の部屋」という古民家に作品を展示されていました。
豊島
かつては産業廃棄物で有名になった悲しい歴史の島。
私は初めて訪れたんですけど、景色の良さ、アートのレベルの高さにイメージが完全にかわりました。
瀬戸内国際芸術祭の島々をすべてまわることができない方は、直島と豊島は優先していただきたいと思います。
直島では地中美術館を外してもしょうがないと書きましたが、豊島美術館は絶対に外せません(笑)
地中美術館より優れているとか、他の作品が劣っているとかではなく、豊島に来たらまず豊島美術館の整理券を取ることを優先する計画をお勧めします。
豊島を訪れて瀬戸内海の島旅っていいな~と思いました。
※『te07-B「トムナフーリ」森万里子』は予約する必要があり、レポートすることができませんでし
高松港周辺
広範囲であり、春、夏、秋と展示が変更するものもあるのですべて鑑賞するのは至難の業。
高松港周辺、屋島、庵治竜王山公園、高松空港、香川県立ミュージアムに分かれています。
夏には高松市立美術館も加わっていました。
瀬戸内国際芸術祭は、西にある島「粟島・本島・伊吹島・高見島」は秋のみの会場となっています。
東にある島はすべて高松港から行くことができます。
※もちろん島によっては他の港からもいくことができますが。
▼高松港にある「Liminal Air -core-」(大巻伸嗣)はいつも見ることになりますね。
船に乗らなくても、会期外でも高松港には作品が残っていますので、ゆっくり巡ってみてください。
少し離れた庵治竜王山公園も瀬戸内海を一望できるので、ぜひお立ち寄りを。
▼北浜の小さな香川ギャラリーは会期外や夜でも楽しい場所です。
▼高松港周辺の詳細は以下
「tk13」の香川県立博物館の作品は各会期で内容が変更されます。
男木島
女木島経由で行くことができる男木島。
高松港始発で男木島に行けば、午後から女木島も鑑賞可能ではあるんですけど、無理のない計画を。
この作品は私の中でランキング上位です。
そういう理由でもう1枚。
その他の作品もかなりのお気に入りとなりました。
ものすごい量の水が流れていて、廃墟の中にとてつもないエネルギーを感じました。
古民家の室内が、耳をすまさないと聴こえないくらいの優しい音色が流れていてとても癒されました。
見えているオブジェはすべて打楽器です。
男木島の廃墟や古民家の作品たちはすごく良かったです。
女木島
女木島は鬼ヶ島伝説の残る島です。
山頂には鬼の洞窟があります。
台風の翌日に始発8:00のフェリーで来たら、台風被害の修復のため午後からの開始でした(泣)
そういうこともあるので公式サイトでよく確認しないといけませんね(泣)
フェリーは女木島、男木島、高松港を巡っているので、セットで行かれるといいと思います。
フェリー「めおん」のお客さんを乗せて忙しそうに運行している姿がとても可愛く見えて印象的でした。
旧女木小学校の作品が圧巻です。
女木島から見る瀬戸内海もとても美しい景色でしたよ。
大島
アートを通して人権についても学ぶ事ができる島。
瀬戸内海の負の歴史を鮮烈に知ることになります。
緊張感が続く作品から一転してやさしさを感じるカフェ。
大島に来たら「風の舞」に訪れて鐘を鳴らし、黙とうをささげていただきたいです。
大島から男木島にいい接続ができるので、計画のご参考に。
伊吹島
香川県最西端、イリコで有名な島。
6作品しかないのですぐにまわることができると思ったらとんでもない。
何回も言ってしまいますが、瀬戸内海の景色が素晴らしかったですね。
とても魅力的な島。
旧伊吹小学校の作品たちがすごく良かったです。
また、大作の「伊吹の樹」(栗林隆)もとても感動しました。
島のおばあちゃんと交流できたのもすごく楽しかったです。
本島
初めて作品順にまわることできた島(笑)
とても歓迎してくださり、帰りのお見送りは涙が出そうになりました。
細部に渡って、歓迎してくださっていることを感じる島でした。
13作品と少なめの島ですが、他にも見どころ満載の島なので1日かけて鑑賞していただきたいですね。
高見島
高見島は瀬戸内の島々の中で、のんびり静かで独特の雰囲気だと感じました。
のんびりモードでいたら刺激的な作品に興奮させられっぱなしでしたよ~
中島伽耶子さんの作品は2つ。
粟島
10作品だと思っていたらたくさんのアートが出迎えてくれました。
密集しているので歩く距離は少ないけどじっくり時間をかけてほしいと思いました。
小豆島
他の島は比べものにならないくらい大きな島。
瀬戸内海で2番目に大きいんです。
地図で他の島とよく見比べてから訪れてください(笑)
そりゃ1日で全部まわれませんよね~
マイカー、レンタカーは必須ですね。
まとめ
香川県高松市に住む私でもなかなか思うようにまわれなかったので、県外の方はかなり苦労されたことでしょう。
すべての島を巡ることができないという方は、直島、豊島か、女木島、男木島を中心に計画されると良いかと思います。
岡山県の犬島、岡山港周辺の作品を鑑賞することができませんでしたが、終了後も犬島、岡山港周辺の作品を巡ってみようと思います。
次回、2022年に開催されるのであれば、私が巡った経験が参考になるよう、ここに加筆していきたいと思っています。