瀬戸内国際芸術祭2022の会場になった瀬戸内海歴史民俗資料館に行ってきた
瀬戸内国際芸術祭2022が始まり、アクセスの良くない「瀬戸内海歴史民俗資料館」が作品として加わった。
公式サイトのアクセス方法によると、バス停「弓弦羽(ゆずりは)」で下車、徒歩1時間15分、とか(笑)、JR高松駅からタクシー5,000円とか(笑)
(2019年の話)
でまた調べてみたんだけど、JR坂出駅からのアクセスが加わっていた。
こちらもやはり徒歩1時間、タクシー5,500円となっている(苦笑)
こんなアクセスの悪い観光スポットも珍しい。
とはいえ、瀬戸内国際芸術祭開催中は臨時便が出るのかと思いきや・・・
今年の瀬戸芸公式アプリでアクセスを確認してみると・・・
JR高松駅からのアクセスは「徒歩198分」と表示された(泣)
皆さま、こころしてアクセスされよ・・・
そもそも、香川県に旅行に来られるなら、マイカー・レンタカーを検討された方がよろしいかと。
さて、五色台にある瀬戸内海歴史民俗博物館に到着。
瀬戸芸作品になったとくことで、何か新しくなったのかな?
まあ元々素敵な場所なので、建築ファン、瀬戸内海歴史民俗資料館ファンの私としてはどちらでも良いこと。
お、青いノボリが立っている。
やっと仲間入りできたね(^^♪
瀬戸内海の芸術祭をやるのに無視はできない場所だもんね~
お、早速説明書きが新しくなっている(^^♪
瀬戸内海は、古来より文化の交流や海上交通の大動脈として、大きな役割を果たしてきました。雨量が少なく、温暖な気候に恵まれたこの内海を生活の舞台にしてきた人々は、特色あるすばらしい生活文化を形づくり、その数多い文化遺産は、さまざまなことを私たちに語りかけてくれます。
瀬戸内海歴史民俗資料館は、これらの貴重な資料を収集・保管し、総合的な研究を行い、その成果を展示公開するために、昭和48年に設立されました。収蔵資料のうち、瀬戸内地方の漁撈用具と船大工用具5,656点と西日本の背負運搬具コレクション310点が、国重要有形民俗文化財に指定されています。国重要有形民俗文化財
①瀬戸内海及び周辺地域の漁撈用具2,843点
②瀬戸内海の舩図及び船大工用具2,813点
③西日本の背負運搬具コレクション310点建築
建物は、石積みを基調として五色台の自然環境によく調和しており、「日本建築学会賞(作品賞)」「第1回公共建築賞優秀賞」を受賞したり、「公共建築百選」に選ばれたりしています。また平成25年には、あらたにDOCOMOMO Japanより「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選ばれるなど、香川県を代表する建築物です。
この各部屋をグルグルとちょっとずつ上がっていくつくりがテンションアップ。
この建物の中に文化財が約5,000点も展示されているんだから、歴史や建築に興味のある私からすると1日いても飽きないのである。
さて館内を散策。
何が変わったんだろう?
まず第1展示室の内容が大幅に変更されていた。
2階にある資料もほぼ変更。
元香川県知事、金子さんの本があったので少し読んでみた。
丹下健三さんが当時香川県庁をデザインしたわけなんだけど、金子さんは丹下さんにお願いしようとは思っていなかった。
香川県のことは香川県の人ですべてやりたかった。
でもすごいデザイン力を持った人がいないことにジレンマしていたところ、猪熊弦一郎氏が丹下さんを紹介したんだ。
また、流政之さんが庵治町に家を建てた時、金子さんは下に道をつくってあげたんだって。
そう思って今日庵治町を走ってみたんだけど、知って走るとウキウキするね(^^♪
迷路のように、ちょっとずつ上がる。
方向が分からなくなる(笑)
あ、いつもは閉まっている収蔵庫が開いている~
あ、ここが西日本の背負運搬具コレクション310点か。
今だけの公開なのかな?
そうだとしたらお得(^^♪
コースアウトして展望台へ。
1歩1歩上がるごとにテンションアップ。
ここから見る瀬戸内海、すごくいいんだ。
川島猛さんのアトリエがある方角。
今年も男木島に出展されるようだ。
瀬戸大橋が少し見える。
▼こっちの方角には流政之氏の作品があるんだけど見えないね。
香川県にお越しの際は流政之氏にも目を向けていただきたい。
あ、川島猛氏のアトリエもおすすめだよ。
▼テーマ展は「地震」だった。
あ、トイレが新しくなっていた。
おっしゃれ~
わたしは瀬戸内海歴史民俗資料館が大好きで、しょっちゅう来たいと思っている。
ふと、不安になった。
皆さんがここに来てがっかりしないだろうか?と。
五色台の魅力と、流政之氏の作品、川島猛氏のアトリエ、瀬戸内海の景色を織り込みながら訪れると後悔しないと思うので、ぜひゆっくりとした計画でお越しくだされ(^^♪