「鳴門市庁舎および鳴門市民会館」はDOCOMOMO JAPAN選定「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」
DOCOMOMO JAPAN選定「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」について
DOCOMOMOとは、取り壊しが予定されている建築に対して保存活動を行う世界的組織。
DOCOMOMO JAPANはその日本支部。
2020年現在で日本国内では226の建築が選出されている。
徳島県では「鳴門市文化会館」と「鳴門市庁舎および鳴門市民会館」の2つ。
▼鳴門市文化会館は以前にレポートした。
本日は「鳴門市庁舎および鳴門市民会館」をレポートするよ。
鳴門市庁舎と鳴門市民会館
鳴門市庁舎の裏側(南側)に自動車をとめる。
▼鳴門市庁舎(左)と鳴門市職員共済会館(右)
鳴門市公式サイトによると、「鳴門市庁舎」、「鳴門市民会館」、「鳴門市職員共済会館」は取り壊しが決定している。
新庁舎建設の経緯について
昭和38年(1963年)に竣工した現在の本庁舎(以下「現本庁舎」という。)は、建築から50年以上が経過し、「防災拠点機能の不足」や「庁舎の分散に伴う業務などの非効率性」、「施設及び設備の老朽化とバリアフリー化」、「庁舎の狭あい化による市民サービスへの影響」などの問題を抱えています。
また、政府の地震調査委員会が発表した南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率が70%から最大80%にまで引き上げられたことから、南海トラフ地震防災対策推進地域に指定される鳴門市においては、市民の生活を支える基幹施設である現本庁舎の早急な耐震性能確保が求められています。
こうした様々な課題を解消するため、現在、鳴門市では、市内に分散する庁舎施設を集約し、市民の利便性にも配慮した防災拠点機能を持つ新庁舎の建設を鋭意進めているところです。
■鳴門市:新庁舎建設事業について
3つの建築は増田友也氏設計。
増田氏設計の建築は鳴門市に19施設存在している。
花たちも残念がっているよ。
▼三角錐の倉庫がかっこいい。
表側(北側)にまわってみよう。
▼鳴門市民会館(左)と鳴門市庁舎(右)
回廊になっていて1階は雨を避けて移動することができる。
回廊2階に上がる。
▼鳴門市民会館
2つの建築のコラボ、いいね。
平日に来て中に入りたかったよ。
ヒメツルソバがいっぱい咲いていて色を添える。
鳴門市庁舎の裏側と鳴門市職員共済会館は連絡通路でつながっている。
鳴門市職員共済会館も取り壊されてしまうんだね。
スノーフレークさんが咲いていたよ。
まとめ
鳴門市庁舎周辺が整備されると、DOCOMOMO JAPANは徳島県では鳴門市文化会館一つになってしまうね。
そごう徳島店も撤退してしまうし徳島県の経済も心配だ。
(イオンもゆめタウンもそりゃ楽しい場所なんだけどさ。)
取り壊される前に訪れることができて良かった。
※というか取り壊さない方法があれば存続を希望したいけどね。