京都国立博物館の屋外展示も見逃せない!茶室「堪庵」

京都国立博物館の屋内展示は国宝を中心に、様々なイベントをしていてとても魅力的なスポット。
しかし実は屋外展示も文化財の宝庫なのをご存じかな?

明治古都館
明治古都館

屋外展示は「東の庭」、「西の庭」、「噴水のあるエリア」に分けられ、屋外にも文化財が展示されている。
「明治古都館」やその正門、茶室「堪庵」、さらには屋内展示をしている「平成知新館」の設計は、ニューヨーク近代美術館の新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などを手がけた世界的建築家、谷口吉生氏で、建物自体を見るところも鑑賞ポイントのひとつ。

そう思って京都国立博物館を見ると、また違った楽しみ方も出てくるよ。
※実際は平成知新館内は写真撮影禁止で、レポートができなかった、というのが正解(笑)
そして何より、ボリュームがありすぎて眼が疲れ集中力が切れた・・・

今回は「京博寄託の名宝 ─美を守り、美を伝える─」というテーマで展示をしていた。
(2019年8⽉14⽇~9⽉16⽇の期間)

▼前回に反省した記事

今回の屋内展示では建仁寺の国宝「風神雷神図」(俵屋宗達)をじっくり見られて楽しかった。

▼本物の風神雷神図が建仁寺にあると勘違いして訪れた記事

また、前回は世界遺産高山寺「鳥獣戯画」の複製を触らせてくれたんだけど、今回は「三角縁神獣鏡」の複製を触らせてくれた。

三角縁神獣鏡の複製

館内はどこで見るより貴重なもの、エース級のものがずらりとならび、一つ一つ興味深く見るものだから疲れた(笑)
源頼朝さんのイケメンぶりにもびっくり。

京都国立博物館は元気な時に訪れることをおすすめする、いやほんとに。

それはさておき、今回は茶室「堪庵」をご紹介しよう。
※他の文化財の紹介は今後あるんかいな?

茶室「堪庵」は「東の庭」の奥にあるよ。

茶室堪庵入り口

ここ、隅っこの奥の奥だから、意識しないと絶対に行かない場所だよね。
よくぞレポートした。

茶室堪庵入り口2

と、思っていたら思いのほかすてきな場所だった。

茶室堪庵内部

桂離宮のお茶室から学んで作られたそうだ。

桂離宮も行ってきたけど、個性の異なる4つのお茶室が良かったな。

実際にお茶会でも使用できる茶室なんだよ。

茶室堪庵外観

使用は午前、午後、夜間と区切られていて、料金は約1万円前後。

茶室堪庵前庭

ここでお茶会をやっていただけるならぜひ参加したいね。

茶室堪庵外観2

茶室堪庵手水鉢

京都国立博物館には屋内展示に惹かれて訪れる方が多いと思うけど、屋外展示にもぜひ目を向けていただきたい。