ジョージナカシマ記念館と桜製作所高松店
ジョージ・ナカシマ氏について
ジョージ・ナカシマさんはアメリカの家具デザイナー。
1905年アメリカ、ワシントン州に生まれる。
建築家、家具デザイナーのジョージナカシマ氏と香川県の関係は、流政之氏が高松市に招いたことによる。
流政之氏を中心に結成された高松の職人たちのグループ「讃岐民具連」の活動に賛同して、メンバーに加わったんだよ。
国道11号線を徳島方面に向かっていると、牟礼町でいつも「ジョージナカシマ記念館」が気になっていた。
記念館は、ジョージナカシマ氏とともに家具製作をしてきた桜製作所さんによって設立された。
そういえば長野県に行ったときのこと。
ギャラリー「グレインノート」のオーナーさんと話をしていて、香川県から来たと言ったらジョージ・ナカシマさんの話になった。
ようやく行くことができた。
ジョージナカシマ記念館
入館すると1階にカフェ。
紅茶と珈琲を飲むことができる。
2階がギャラリー。
写真撮影禁止だったけど、作品のクローズアップではなく1、2枚くらいの全体写真なら良いとのことで撮影させていただいた。
ありがとうございます。
紳士的な方が親切に解説してくださった。
そのお話がなんと楽しいこと!
右奥の応接セットは40年前のものを回収したビンテージ。
目の前で見てこの斬新なデザインが40年前のものとは思えない。
色、質感ともかなりの高級感。
素晴らしすぎて言葉を失った。
レプリカ?のベンチに座らせてもらったんだけど、座り心地がとてもいい。
木の優しさが伝わる。
柔らかいソファーでないとリビングでは落ち着けないのでは?と思ったのだけど、何時間でも座っていたい素晴らしいベンチ。
すべての椅子が人間工学的にもデザインされており座り心地が最高である。
特に感動したのは4本足のテーブルでは椅子が4つしか入らないんだけど、テーブルの脚を工夫することにより椅子が8つ入るというテーブル。
湿気から洋服を守るために工夫された桐箪笥の上げ方の2つ。
なぜこんな素晴らしい場所を今まで素通りしていたのだろう?
1階のカフェは無料で入館でき、ジョージナカシマさんの家具に触れることができる。
カフェのカウンター上部に使われている木材にはさまざまなアーティストのサインが寄せ書きされておりびっくりした。
イサムノグチ氏、猪熊弦一郎氏、流政之氏のサインが同じ木材にサインされている。
非常に価値の高いものだと思われる。
将来家具はジョージナカシマさんの家具で揃えたいと思った。
・公式サイト
【電話】087-870-1020
【住所】香川県高松市牟礼町大町1132−1
桜製作所 高松店
そして後日。
ジョージナカシマ記念館は桜製作所さんが設立したということで、桜製作所高松店に立ち寄った。
写真は家具の細部でなければ撮影可能ということで撮影許可をいただいた。
4階建てビルで小スペースではあるけど1階と2階がギャラリー、販売所、3階より上は会長のご自宅だと伺った。
お~あのソファーの脚、隣に座っている人にそっと向くことができて、見ているだけで優しくなれる。
ジョージナカシマ記念館で感動した桐の箪笥。
普通に見ると浮いている。
湿気に守られ安定感も抜群。
この椅子が座り心地最高なんだよね。
背もたれがすごく優しく背中にあたる。
・公式サイト
【電話】087-831-8866
【住所】香川県高松市天神前4−32
まとめ
デザイン的にも、ユーザビリティにも考えられている家具を鑑賞することは癒しになると思う。
機能美というか、見ているだけで和む。
ジョージナカシマ記念館、桜製作所さん、ぜひ足を運んでいただきたいスポットだね。
記念館カフェの店員さんが、「コーヒーを飲むだけでも遊びにいらしてください」とのことだしまたフラッと立ち寄りたい。
ジョージ・ナカシマさんの優しい家具に触れながらコーヒーを飲むのは美味しいよ(^^♪
また、栗林公園でもジョージ・ナカシマさんの家具に触れられるので覚えておいて。
▼栗林公園で休憩ができるよ(^^♪
高松空港にもあるよ(^^♪