京都最古の禅寺「建仁寺」のアートが美しすぎる

 

建仁寺の風神雷神図屏風を見たくて建仁寺に行った。
予備知識なく、行けば見られると思っていた(笑)
結論から言うと、高詳細複製品と陶板複製品の2点が飾られてあり本物はなかった・・・
残念だったのだが、思いのほか建仁寺がとても素敵なお寺だったので救われた。

■建仁寺
■拝観時間
【3月1日~10月31日】午前10時~午後4時30分(午後5時閉門)
【11月1日~2月28日】午前10時~午後4時(午後4時30分閉門)
■拝観料金
【一般】500円
【中高生】300円
【小学生】200円

京都駅から市バスに乗り、祇園で下車。
八坂神社を見ながら四条通に出る。

八坂神社

花見小路に入るとその先が建仁寺。

▼花見小路
花見小路

祇園花見小路

花見小路は私の中で京都のイメージが強い。

祇園花見小路着物を着て歩く人

建仁寺は日本の臨済宗開祖、栄西さんが建てたお寺。
とても楽しみだ。

祇園花見小路2

栄西さんは中国からお茶を持ち帰って喫茶の法を普及した茶祖でもある。

祇園花見小路3

桂離宮で茶道を始めたいなと思った私には、それだけでも栄西さんを尊敬する。

京都を感じながら建仁寺北門に到着。

建仁寺北門

まずは風神雷神図屏風を見に行こう。

本坊の風神雷神図屏風

▼本坊入り口
建仁寺本坊

拝観料を支払って本坊に入ると、すぐに憧れの風神雷神図屏風が。

▼国宝「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)
建仁寺風神雷神図屏風

横に「陶板複製品」と書いてある・・・・
ぬお~本物じゃないんか~い!
あ、でもよく見るといいものはやっぱりいい。

本物は京都国立博物館にあるよ。

方丈の海北友松(かいほうゆうしょう)襖絵

気を取り直して方丈へ。
「海北友松(かいほうゆうしょう)」さんの襖絵を鑑賞しよう。
全て高詳細複製品なのだが・・・

▼雲龍図1(礼の間)
雲龍図1

▼雲龍図2(礼の間)
雲龍図2

近世初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した日本を代表する水墨画群、重要文化財「建仁寺丈障壁画」五十面のうち礼の間を飾る八面の襖絵。 建仁寺方丈に招かれた客が最初に通される礼の間に於いて、北面には咆哮とともに雲間から出現する龍が、西面には待ち構えるように睨みをきかす龍が、それぞれに雲を従えながら圧倒的な迫力をもって描かれている。近世以来武門・禅門に特に好まれた龍を画題として、力量の試される大画面に余すことなく描きあげた本作品は、海北友松の得意とする水墨の龍の中でも随一の作品と言える。
出展:CANON文化財未来継承プロジェクト|建仁寺方丈壁画「雲龍図」

▼竹林七賢図襖(室中という間)
竹林七賢図左4面

竹林七賢図右4面

竹林七賢図正面8面

以前に盗難にあった11面観音菩薩坐像。
無事に戻って良かった。

近世初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した建仁寺方丈障壁画五十面のうち室中の間を飾る十六面の襖絵。竹林七賢とは、中国の魏晋の時代(3世紀半ば)国難を避け、竹林の中に入り、酒をお飲み、楽を奏で、清談(俗世から超越した談論)にふける七人の賢者のこと。当時の権力者である司馬一族による礼教政治(言論の自由が許されない)を批判していたといわれ、その自由奔放な言動が後世の人々から敬愛されたと伝わる。海北友松は、袋絵または袋人物といわれる、あたかも風をはらんだ袋のような衣をつけた人物画を得意としており、本作『竹林七賢図』はその代表といえる。
出展:CANON文化財未来継承プロジェクト|建仁寺方丈壁画「竹林七賢図襖」

▼山水図襖1(檀那の間)
山水図襖

▼山水図2(檀那の間)
山水図襖2

近世初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した建仁寺方丈障壁画五十面のうち檀那の間を飾る八面の襖絵。
東側の四面は、水景と楼閣滝の場面。北側の四面は、楼閣・水景・滝の場面が描かれている。
本作『山水図』は、建仁寺大方丈の各部屋に見られる室中の間の袋人物をはじめとした、『雲龍図』(礼の間)、『花鳥図』(書院の間)、『琴棋書画図』(衣鉢の間)と絵画の内容がはっきりと描かれている点で異なり、玉潤に学んだとされる溌墨草体(墨のにじみ、かすれで表現)で淡墨を基調に濃墨の巧みなアクセントが入れられ、大きな余白も実に効果的で、友松様に昇華された画風がみられる作品である。
出展:CANON文化財未来継承プロジェクト|建仁寺方丈壁画「山水図襖」

▼琴棋書画図襖(衣鉢の間)
琴棋書画図襖

琴棋書画図襖2

近年初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した建仁寺方丈障壁画五十面のうち上間一之間(衣鉢の間)を飾る十面の襖絵。本作品のみが著色画であるが、狩野派的な真体着色画とは大きく印象が異なり、水墨画的要素をとどめている。友松の画体は狩野派の影響を受けた画風から、玉潤や梁楷の様式を導入し狩野派を脱しようとする画風、そして友松様式の確立した画風へと変遷するが、この作品は長い画面中に主題に関わる画面を中心部に集め両端に空間が広がっているのが、狩野派的構図からすると異例でありこの仕事に賭ける彼の意気込みが見て取れる。
出展:CANON文化財未来継承プロジェクト|建仁寺方丈壁画「琴棋書画図襖」

▼花鳥図襖(書院の間)
花鳥図襖

メインの右側の写真の正面のデータが消えた・・・

近世初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した日本を代表する水墨画群、重要文化財「建仁寺方丈障壁画」五十面のうち書院を飾る八面の襖絵。 西側の大小の壁貼付絵二面と襖絵二面には二本の松を生やす盛り上がった地面から今まさに飛び立たんとするばかりに体をよじる孔雀を描いている。南側の襖絵四面には、春の趣を伝える梅に留まる叭々鳥(ははちょう)のつがいと池に浮遊する三羽の水鳥を連続した構図で描いている。
海北友松の筆使いが華麗さと豪胆さを持って語りかける建仁寺方丈障壁画の白眉である。
出展:CANON文化財未来継承プロジェクト|建仁寺方丈壁画「花鳥図襖」

以上5点、海北友松(かいほうゆうしょう)さんの作品。
高詳細複製品は、出展で記載したCANONさんのものを使用している。
本物は京都国立博物館にある。

方丈の石庭

ここ方丈の前には石庭が広がる。

建仁寺方丈の石庭

龍安寺のような石庭だね。
左側が下がっているのかな?

建仁寺の石庭2

▼向こう側の建物は天井画「双龍図」がある法堂(はっとう)。

後で見に行くよ。

方丈から見た石庭、法堂

建仁寺の石庭3

かなりいい石庭だよね。

建仁寺の石庭4

見ている皆さんがすごくいい顔をしているのが印象的だった。

建仁寺方丈と石庭

〇△□乃庭

建仁寺〇△□乃庭

〇と△と□があるらしい。

▼〇と□はこれ
建仁寺〇△□乃庭の〇と□

△は~・・・

▼これが△
建仁寺〇△□乃庭の△

あの斜めの部分ね。
(本当にそうかな・・・)

小書院の鳥羽美花さんの作品

方丈の小書院には鳥羽美花さんの襖絵が飾られてあった。
これは本物。

▼「凪2014」
鳥羽美花「凪2014」

反対側の襖にも絵があった。

▼「船出2014」
船出2014

開山栄西禅師八百年大遠諱慶讃特別展とのことだ。

開山栄西禅師八百年大遠諱慶讃特別展「鳥羽美花―禅を染める」 | 鳥羽美花オフィシャルサイト

潮音庭(ちょうおんてい)

小書院の奥には大書院があるが、その中庭が潮音庭。

潮音庭の通路

4方向から枯山水の庭を見ることができる。

潮音庭の石

▼小書院側から見た大書院方向
潮音庭小書院側から

お、風神雷神図屏風が見える。
ずっと座って眺めている方のお気持ち、分かる。

▼大書院側から見た小書院方向
大書院側から見た小書院

鳥羽美花さんの作品が見える。

▼潮音庭の紅葉
潮音庭枯山水

紅葉シーズンは終わっているが幸運にも見られた。

潮音庭の紅葉2

潮音庭の紅葉3

潮音庭の紅葉4

大書院

▼風神雷神図屏風(高詳細複製品)
建仁寺大書院の風神雷神図屏風

先ほどの陶板複製品とどちらがいいかな?
ガラスの反射が残念・・・

▼臨済禅師「喝」
臨済禅師「喝」

中国臨済宗開祖、臨済禅師が「喝!」と言っているところ。
日本画家、都路華香(つじかこう:明治3年~昭和6年)さんの作品。

茶室「東陽房」とその周辺

履物をかえて(サンダル)、離れた茶室「東陽房」に行ってみよう。

東陽房のクチナシ

クチナシさんこんにちは、よくお会いしますね。

▼田村月樵「遺愛の大硯」
田村月樵「遺愛の大硯」

田村月礁(たむらげっしょう)さんは1846年生まれ。
この年代にして油絵画家として認められたのだが、晩年は仏画に没頭。
67~69歳の時に「唐子遊戯図」を、この硯を使って描いたとのこと。
カエルさんデザインはご本人の作らしい。
写真をあげていなかったけど、その「唐子遊戯図」が方丈にあったよ。

建仁寺方丈「唐子遊戯図」田村月礁

▼安国寺恵瓊(あんこくじえけい)首塚
安岡寺恵瓊首塚

毛利家の外交僧だった安国寺恵瓊さんの首塚。
豊臣秀吉さんにも買われた恵瓊さんは建仁寺方丈の移築など多くの功績も残している。
関ケ原の戦いで、恵瓊さんは毛利家西軍荷担の罪で斬首され、建仁寺の僧侶に持ち帰られここに眠る。

▼茶室「東陽房」
建仁寺茶室「東陽房」

建仁寺茶室「東陽房」の灯篭

建仁寺茶室「東陽房」の石

建仁寺茶室「東陽房」の落ち葉

ガラス越しに覗いてみたよ。

建仁寺茶室「東陽房」の内部

▼納骨堂
建仁寺納骨堂

納骨堂は立ち入り禁止なのでここまで。

さて、法堂(はっとう)の天井画を見に行こう。

法堂(はっとう)

▼天井画「双龍図」(小泉淳作筆)
建仁寺法堂の双龍図

平成14年(2002)創建800年を記念して描かれた。

これだけだと大きさが分からない。

建仁寺法堂の仏像

かなり大きい龍の絵。
これも見応えある。
歴史が浅いので何となくありがたみがないのだが・・・
100年後は歴史的に価値の高いものになるね。

まとめ

アート作品たちは複製品だったが、潮音庭や方丈石庭、流れている空気などとても素晴らしいお寺だった。
これは京都国立博物館に、リベンジも兼ねてまた行かねばならなくなったね。

   
 

桂離宮松琴亭からの池庭園ランキング2位の『桂離宮』に納得!

京都祇園ラーメンのチャーシューメンリフトアップ京都旅行で食べたグルメまとめ

関連記事

  1. 伏見大手筋商店街全景5

    雨の京都はアーケード街観光が楽しいよ!「伏見大手…

    数か月前から京都観光を計画して世界遺産を中心にまわりたいと考えていた。天…

  2. 京都のロームイルミネーション2018

    京都市右京区で行われたロームイルミネーションを見に行ってきた。「ローム」…

  3. 京都府立植物園のフウリンブッソウゲ

    京都府立植物園の植物たち

    東洋亭本店で昼食を済ませ、いざ京都府立植物園へ。京都府立植物園は日本で最…

  4. 桂離宮松琴亭からの池

    庭園ランキング2位の『桂離宮』に納得!

    アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese G…

  5. 伏水酒蔵小路の利き酒セット「粋酔」

    伏水酒蔵小路の利き酒でお酒の新たな楽しみ方を発見…

    京都市伏見区は豊富な水と酒造地としても全国的に有名な場所。前回伏見を訪れ…

  6. 京都国立博物館明治古都館と噴水

    京都国立博物館の魅力は平成知新館だけではなかった…

    京都国立博物館の平成知新館には歴史的に価値の高い彫刻、中国の陶磁、絵画などが…

  7. 京都タワーの夕焼け

    京都駅と京都タワーの景色

    京都3泊4日の際、京都駅、京都タワーの前をよくと通ったのでその風景写真をアッ…

  8. 中華料理くれたけの餃子3人前

    京都市伏見区「中華料理くれたけ」の餃子とやきめし…

    京都市伏見区に立ち寄ったのは前回の記事、伏水酒蔵小路さんに行くことだった。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 栗林公園の松
  2. 雲のリフレクション
  3. 葉っぱとイルミネーションの玉ボケ
  4. 五色台休暇村からの夕焼け
  5. マジックミラーガラスのリフレクション
  6. 赤灯台から見た高松シンボルタワー
  7. 屋島外観

当ブログ使用機材関連

  1. コスモス接写最大
  2. EOS M2とEF70-200
  3. 夜の花
  4. 南新町交差点前
  5. シンボルタワーを見上げる
  6. 夜の山茶花
  7. JR坂出駅の夕焼け
  8. 夜の花
  9. 古馬場

最近の記事

  1. 徳島大学のヨウコウという桜2
  2. 旧徳島城表御殿の池の石
  3. 夜の花2
  4. ツクシ
  5. ブランのティラミス
  6. Ainaふろーりあんの苺ドーム
  7. 綾川町水仙ロードのツクシ
  8. 綾川町のミモザを見上げる
  9. ミモザ(アカシア)
  10. いきなり!ステーキ乱切りカットステーキ300g
PAGE TOP