夏の暑さを乗り切ろう!「むれ源平石あかりロード」

毎年夏になると高松市牟礼町で「むれ源平石あかりロード」が開催されます。
牟礼町や庵治町にある五剣山でとれる石、「庵治石」を使った光のオブジェたちで町が飾られるんです。
2022年で18周年を迎えます。

毎年恒例になってきたのでここにまとめますね。

2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響で訪れませんでした。

むれ石あかりロードとは

牟礼町が町おこしで考案した事業です。

那須与一について

石あかりロードの説明の前に、まず那須与一さんの簡単な説明を。

源平の合戦で有名な屋島周辺は史跡が多数あります。
特に牟礼町にある「那須与一の扇の的」、「駒立岩」は有名で、琴電八栗駅が最寄りの駅となります。

那須与一さんは源氏方の弓の名手。

源平合戦の時、勝負がつかない日々が続いていましたが、ある日、今日も決着がつかず1日が終わろうとしていました。
その時、平家から船上に立てた扇の的を射ってみよという挑発がありました。
源義経さんが誰かあの扇を射ることができる者がいるかということで、那須与一さんに白羽の矢が立ったのです。
那須与一さんは見事扇の的を撃ち落としたのですが、その時は源氏も平氏も拍手喝采だったそうです。
さぞかし盛り上がったことだったでしょう。
※最近では源平合戦とは言わず「治承・寿永の乱」と呼びます。

敵も味方も喜んだ絵、想像するに殺し合いの毎日のだったんだろうけど、この時だけはほのぼのした感があっていいですね。

香川県のマンホールは那須与一さんの名場面。

那須与一のマンホール

区間

上記那須与一さんが撃ち落とした扇の的、射る時の足場にしたとされる駒立岩から、琴電八栗駅の区間が石あかりで飾られます。

由来

「大河ドラマ・義経」の屋島合戦シーンの放映日に合わせれば牟礼町のアピールができると踏んだ町おこし事業者さん方。でも八栗駅から駒立岩・扇の的までが遠いので観光に来てくれないのではと考えました。
そこでその区間を庵治石の光のオブジェで飾ろうということで石あかりロードができたんです。

イベント

石あかりロード開催中はさまざまなイベントが開催されます。
年々イベントも趣向を凝らしたものになってます。
「ワークショップ系」、「ライブ・ステージ」、「ショップ・フード」やその他来場者を満足させるイベントが盛りだくさん。

まず行くと無料のうちわとパンフレットをいただくことができます。
パンフレットには作品すべてが掲載されていて、作品は毎年投票により1位~5位が表彰されます。
投票者には抽選で石あかり工作キットがプレゼントされますよ。

ちなみに値段が付いているオブジェは購入も可能です。

公式サイトではイベントのカレンダーがあるので、それに合わせて行くのもいいですね。

お得情報

土曜日限定だけど、「屋島」、JR高松駅に隣接する「琴電築港駅」、そして「琴電八栗駅」を電車やシャトルバスで周遊できるチケット960円で販売している。

石あかりロードサタデーナイトツアー

石あかりロードサタデーナイトツアー2

香川県観光をするのは交通が不便でマイカー・レンタカー利用必至です。
電車や飛行機で香川県に来られた方には非常に便利でお得なプランだと思います。

周辺のおすすめスポット

上記周遊チケットを利用するなら以下をおすすめしておきます。

また石あかりロード近くにある「イサム・ノグチ庭園美術館」もぜひ。
※予約が絶対に必要な美術館なのでご注意を。

庵治石に魅せられたアーティスト「イサム・ノグチ」さんのアートは圧巻。

過去の記事一覧

ここに過去の記事をまとめておきます。

公式サイトでは伝わらない雰囲気を感じていただけたら幸いです。

2021年

リモートで開催された。

■お家de石あかりモート(remote)

2020年

新型コロナウイルスの影響で中止。

2019年

2018年

2017年

2013年

2012年

まとめ

2022年も石あかりロードは計画されています。

新型コロナウイルスが収束して開催されるといいな。