将軍塚青龍殿の青不動を見に行ったらすごく素敵なところだった。
将軍塚青龍殿とは
青龍殿は青蓮院門跡(しょうれいんもんぜき)の飛び地境内。
青蓮院門跡の将軍塚青龍殿には日本三大不動の「青不動」が安置されている。
以前に青蓮院門跡に訪れた時、「徒歩30分」にある場所ということで断念してしまったんだけど今回は青蓮院門跡とセットで行ってきた。
青龍殿はもともと、大正天皇即位記念の建物(当時は北野天満宮の前)で、警察学校の道場になり、そして雨漏りが原因で閉鎖されるという歴史を持つ。
青蓮院門跡が青龍殿を東山山頂、将軍塚に移築再建して今日にいたる。
国宝「青不動」は奈良国立博物館に寄託されていたんだけど、2014年に青龍殿ができた時に安置された。
ちなみに所蔵はしているけど、複製を見ることしかできない。
この門は青龍殿の手前にあるんだけどこれも移築されたものなのか、次回調査。
アクセス
マイカー・レンタカー
青龍殿には駐車場があるのでマイカー・レンタカーなら楽に行くことができる。
目安で言うと、京都駅から6.4km、約20分。
循環バス・ピストンバス
循環バス・ピストンバスは土日祝、11月、ゴールデンウィークのみの運行で注意が必要。
その際、タクシーか徒歩になる。
タクシー
タクシーで行くには少しコツがある。
青蓮院門跡敷地内にいるタクシーに乗ると、一方通行なので遠回りをすることになり料金が高くなる。
三条通り、山側(西向き)にタクシーを拾うと言いと聞き、実際に乗ってみた。
行きも帰りも1,000円だった。
※帰りの行先は「京都国立近代美術館」だったのでご参考に。
徒歩
青蓮院門跡では「徒歩30分」となっているけど、タクシーで行った感じからするとかなり厳しい道のりになるのではないかと思う。
体力に自信のある方は挑戦してみてね。
見どころ
青龍殿にある青不動、大舞台からの京都市内の景色、将軍塚の横にある庭園がすごく良かった。
あいにくの雨だったんだけど、雨ならではの見え方だったので、雨天時もおすすめ。
以下詳細レポートする。
▼大日堂で受付。
右側から歩いて行くとまず青龍殿だよ。
青龍殿と大舞台
靴を脱いで入るよ。
青不動(複製)が中心にあるんだけど、正面アップの撮影は禁止。
拝ませていただいた。
▼レプリカの商品で申し訳ない。
忿怒の形相、見つめていると、確かに悪いことをやめようと思うよ(笑)
青龍殿は警察学校の道場にも使用されていたようだけど、なるほど。
映画「マトリクス」でネオが修業する道場を思い出した。
順路は続いて大舞台へ。
あいにくの雨。
傘を差して外にでる。
▼大舞台から振り向いて青龍殿を見る。
▼大舞台から見た京都。
ちょっと欄干を入れてみよう。
ここから見た景色のイメージが分かりやすい。
春と秋は夜間ライトアップをして夜景を見ることができる。
次回訪れた時は夜景を狙ってこよう。
将軍塚と西の展望台
平城京→長岡京→平安京と遷都したのは桓武天皇。
長岡京からわずか10年で遷都したのは良くないことがたくさん起こったことが原因。
天皇は、都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。
※青龍殿公式サイトより引用
桓武天皇に平安京遷都を切決定づけた場所、素敵なわけだ。
将軍塚の向こう側(西側)に見えている展望台に行ってみる。
風が涼しい。
京都タワーが見える。
ここから大舞台や青龍殿、将軍塚も見えていい景色。
カエデも青々していて心和む。
庭園
庭園もとても良かった。
お、ななこ垣発見。
雨が降ったり止んだりがとてもいい雰囲気をプラスしている。
雨に濡れた緑、いいね。
雨が降って来たので東屋で雨宿り。
横に流れる川は枯れ川かと思ったら水が流れていた。
お、今度は金閣寺垣。
枯山水庭園を発見。
枯山水庭園を取り巻くように通路があるのでいろんな角度で鑑賞できるよ。
紅葉時はさらに見ばえがいいらしいので、紅葉時、ライトアップとともに鑑賞したいスポットだね。
まとめ
青不動のインパクトもさることながら、大舞台、将軍塚からの景色、庭園の美しさ、どこを取っても素晴らしい場所。
青蓮院門跡に行って青不動の事を知り、ただそれだけのつながりで来ただけなんだけど、ここまで素敵な場所だと思わなかった。
1年を通して訪れたい場所だね。