東広島市西条町「ほろよい散歩」

東広島市西条町「ほろよい散歩」

東広島市西条町には7つの酒蔵がある。

西条町の酒蔵は兵庫県の灘、京都府の伏見とともに「日本三大銘醸地」なのだ。

特筆すべきは、7つの酒蔵はすべて同じ湧水で、さらにお酒造りには適していない軟水を使用しているんだ。
そして酒蔵がここまで隣接している地域は他に例がないんだよ~

■西条町の7つの酒蔵
・山陽鶴酒造
・白牡丹酒造
・西条鶴酒造
・賀茂鶴酒造
・亀齢酒造
・福美人酒造
・賀茂泉酒造

JR西条駅3
8つあるけど、「桜吹雪」さんは西条町ではなく黒瀬町ね。

三浦仙三郎
三浦仙三郎氏は、軟水を使用し、京都の伏見に負けないお酒を醸造したお方。
※亀齢酒蔵にて

余談ではあるんだけど、香川県には綾菊酒造がある。
「国重」という杜氏の名前を冠したお酒があるのは有名だよね?

国重さんは「賀茂鶴」で修業されたんだよ(^^♪

「東広島市観光案内所」の無料のボランティアガイドさんが7つの酒蔵を案内してくれるんだ。
JR西条駅構内にあるよ。

JR西条駅

JR西条駅2
本日は雪がうっすら。

西条町ほろよいクーポン
いろんな場所で使えるクーポンがあるみたいだけど・・・

■ほろよいクーポン

絶対にお得なクーポンだとは思うんだけど、私は思う存分試飲をする気で来たので、クーポンは購入せず。
ボトルを渡されるのではなく、直接その場で飲みたいからね(^^♪

さて、ボランティアガイドさんと西条を散策するよ(^^♪

白牡丹酒造

西条では一番歴史のある酒蔵。

1675年(延宝3年)創業。

白牡丹酒蔵1

白牡丹酒蔵2
はじまりのきっかけは何でも良し(^^♪

白牡丹酒蔵3
嘉登屋(かどや)とあるけど、角につくったのでゴロで。

白牡丹酒蔵4

白牡丹酒蔵5

ボランティアガイドさんによると、本日日曜日は休業されている蔵もあるし、本日ボランティアガイド集団が訪問してはいけないルールってのもあるようだ。
白牡丹さんはガイドで行くことができないんだって・・・

ガイド終了後、個別に訪問したら普通に入場することができた。

白牡丹酒蔵6

白牡丹酒蔵7

コインを購入し自動販売機で試飲するスタイル。
白牡丹さんでは100円の2種だったかな。

こうやって現地でお金を出してすぐに試飲できるスタイルがとても美味しい(^^♪

白牡丹酒蔵8

とても尊敬する棟方志功さんのデザインだったなんて衝撃~

白牡丹酒蔵9

より西条町、白牡丹、棟方さんのことが好きになった。

白牡丹酒蔵10

白牡丹酒蔵11

白牡丹酒蔵12

西条鶴酒造

西条鶴酒造
賀茂鶴さんの蔵も写っているけど、それだけ隣接しているってことね

ちなみに見えている賀茂鶴さんの蔵の説明。

賀茂鶴と木村酒造

木村静彦商店跡なんだ。

西条町の郵便ポスト
郵便ポストがユニーク。

マンホールもね~

西条町のマンホール

西条鶴1

西条鶴2
いたるところで湧水を飲むことができる。
ポイントは、試飲用のコップを捨てずに利用すること(^^♪

西条鶴3

ここでは①「純米大吟醸原酒【神髄】500円」、③「吟醸生酒400円」、⑤「杜氏入魂純米酒」300円、⑥「無濾過純米酒300円」の4つを試飲。

西条鶴4

西条鶴5
右上①、右下③、左上⑤、左下⑥

思う存分、やっとお酒を飲むことができた(^^♪

なんですかのこ美味しさ。

お酒だから、ソフトドリンクとは別次元の飲み物。
まして現地の酒蔵で飲むお酒は美味しすぎて死にそう。

西条鶴6
入口にあるサギさんのステンドグラスが可愛かった。

賀茂鶴酒造

賀茂鶴1

賀茂鶴2

賀茂鶴3
賀茂鶴さんの美酒鍋屋さん

美酒鍋(びしゅなべ、びしょなべ)は日本酒と「鶏肉、砂ずり、豚肉、野菜を、塩、コショウ」の味付けの鍋料理。

賀茂鶴4
酔いがまわってきたのでチェイサーとしていただく。

賀茂鶴5

賀茂鶴6
お、すぐ近くに湧水がまたあった(^^♪

賀茂鶴7
とりあえず一番ええぶんと、リーズナブルなヤツを数種。

賀茂鶴8

賀茂鶴9
斗瓶取り 大吟醸原酒50ml1,000円

賀茂鶴10
番号をつけてくれるのありがたい

でも、お酒の美味しさって肩書や値段じゃないんだなって思った。

賀茂鶴11

賀茂鶴12

賀茂鶴13

ここまでテンションが上がったのは、確かに兵庫県の灘、京都府の伏見以来だなと感じた。

賀茂鶴14

賀茂鶴15
マンホール、さっき見たのと違うのかなと思いつつ・・・
ツアーの参加者の方はマンホール巡りを目的とされている方がいらっしゃって、同じだと、教えていただいた。

賀茂鶴さんでは一番お酒造りのノウハウを知ることができた。
日本酒の美味しさを理解(^^♪

福美人酒造

福美人酒造

大学時代に一番飲んだお酒かも。

福美人酒造2
西条の酒蔵学校だったんだ。

福美人酒造3
歴代総理大臣の自筆
これおもしろい。

福美人酒造4
酔っ払って歩いていたら喉が渇く。
湧水の存在がありがたい。

福美人酒造5
賀茂泉さんでは、お酒はそもそも重しで搾る、という感覚だったけど、福美人さんの「しずく酒」に興味津々。

福美人酒造6
日本酒ってなんでこんなに美味しいんだろうね。
来て良かったぁ(^^♪

賀茂泉酒造

賀茂泉1
松の木の一枚板、すごい。

賀茂泉2

JRで東広島市に近付いた時、民家の赤瓦に興味を持った。

西条盆地の赤瓦民家(さいじょうぼんちのあかがわらみんか)
 西条盆地一帯には赤瓦を葺いた白壁の家を多く見ることができ、この地域の特徴的な存在となっている。
 これは、明治時代末から昭和初期にかけて茅葺や藁葺であった多くの民家や農家が赤瓦葺の屋根に建て替えられたためである。
 これら赤瓦屋根をもつ民家は同時に居蔵造りと呼ばれる建築がされており、これもまたこの地域のもう1つの特徴となっている。
 そもそも茅葺が赤瓦に替えられたのは、『芸藩通志』によると「この地方に多く油石を製するなり」と記載されているように、丈夫な釉土石が生産されていたためであり、そのことが瓦葺への機運を盛り上げたのである。
 瀬戸内海沿岸の黒瓦の民家を見慣れている者にとっては、赤瓦屋根、入母屋、納屋、倉、門などで構成されている色彩と周囲の田畑や丘陵地とのみごとな調和に強い印象を受ける。
 これらの赤瓦は、河内~本郷間で再び黒瓦に変わっていくのである。
 東広島市では、学校や公民館でも積極的に赤瓦を使用するなど、この地域の景観保全に取り組んでいる。

■広島ぶんか大百科

賀茂泉3

賀茂泉4

賀茂泉5
幻の酒壺、これをいただこう(^^♪

賀茂泉6
幻の酒壺、いくらだったかな?
数百円だったと思う。

西条に来て一口お酒を飲むたび感動の嵐。

この体験を超絶おすすめしたい。

亀齢酒造

亀齢さんのすぐ近くに岡田茂氏の生家があるよ。

岡田茂生家1
日本映画界のドン。

亀齢1

亀齢2

こちらでは試飲が無料だった。

申し訳ないので商品を購入(^^♪

亀齢3

湧水を飲むだけでも価値ある散策。

7つのうち6つのガイドが終わった。

山陽鶴酒造

7つの酒蔵のうち、他の酒蔵とは離れているし本日はお休みってことでガイドにはなかった山陽鶴酒造さんに来たよ。

山陽鶴1

山陽鶴2
ここで飲むお酒もおいしいんだろうなぁ。

またここに来る口実ができたよ(^^♪

まとめ

ちょっと飲みすぎてほろよい散歩にはならなかったな(笑)

兵庫県の灘、京都府の伏見と並ぶ酒処、東広島市の西条町。

京都府の伏見で、美味しいお米が美味しいお酒になると学んだ。
しかし新潟県長岡市の久保田さんでは美味しい米が美味しいお酒になるのではなく、美味しいお酒をつくる米を研究されていることを知った。

日本酒は奥が深い。

毎年10月には西条の酒祭でにぎわうとのことだけど、ガイドさん曰く、広場の酒祭より、それぞれの酒蔵を訪問する方がいいんだって(^^♪

3連休なのに少し人が少なくて良かった。

だから本日西条に来たのは大正解だった(^^♪

また来るよ~