時が止まっている『コーヒーサロン皇帝』のマンゴーかき氷
今年の夏は異常に蒸し暑い。
高松市兵庫町商店街を歩いていてふと見上げると「コーヒーサロン皇帝」という看板が目に入った。
随分前に来たことがある。
いつもジョイフルでドリンクバーというのも飽きてきたので、久しぶりに昔ながらの喫茶店に入ってみようと。
良い意味で古い店内。
古いと言ってもさびれているわけでなくすごくきれい。
レトロ、でもない。
店内に入ると、右側と左側に分かれる。
右側は座席がゴージャス(死語だけど良い意味でマッチ)でクラシック音楽が静かに流れている。
店名の「皇帝」はベートーベンのピアノ協奏曲第5番なのかハイドンの弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」なのか?
上の写真は左側だが無音の空間。
涼しくて時が止まっている。
静かに学習する学生、新聞を読んでいるサラリーマン、愚痴を言い合う主婦。
防音なのかほとんど音がこちらに届かない。
商店街は騒がしかったけど、店内に入るとこんなにも外からの音が聞こえてこないなんて。
図書館より静かだ。
何時間でもボーっとしてここにいたくなる空間がここにあった。
メニューを見てコーヒーを注文しようと思ったんだけど、夏限定かき氷が!
宇治金時とマンゴーがあったのでマンゴーを選んだ。
何の変哲もないマンゴーのかき氷なんだけど、無音のここでこれを食べる意味がある。
甘さがちょうど良く、マンゴーの味は後味がスッキリ。
食べ進めるとアイスクリームが入っていた。
ボーっといつまでもいたくなる空間、コーヒーサロン皇帝に通い詰めたいと思った。