京都の世界遺産「鹿苑寺(金閣寺)」に行ってきた。
今回は世界遺産「鹿苑寺(金閣寺)」をレポートする。
よく「金閣寺」と呼ばれているけど、「鹿苑寺」が正式名称。
金閣寺の公式サイトと思ってクリックすると相国寺(しょうこくじ)のサイトに金閣寺が掲載されている。
金閣寺と銀閣寺は相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院だから。
塔頭とは
塔頭(たっちゅう)は、禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔(多くは祖師や高僧の墓塔)や庵などの小院。門徒らによって立ち並ぶ塔の中でも首座に置かれたこと、あるいは、門徒らが塔のほとり(=「頭」)で守ったことから塔頭と呼ばれたなどの説がある。
塔中(たっちゅう)、塔院(とういん)、寺中(じちゅう)、院家(いんげ)とも。
やがて塔頭に類する塔台を建立するようになった他宗派も現れたり、後に改宗や廃絶したものの塔が残ったりなど現存例は混然としている。※Wikipediaより抜粋
※名刹(めいさつ)とは有名なお寺のこと。
文字起こししよう。
鹿苑寺は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で採択された世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づき、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産リストに登録されました。このことは、人類全体の利益のために保護する価値のある文遺産として、とくに優れて普遍的価値をもっていることを国際的に認められたことになります。
鹿苑寺は、鎌倉時代に造られた貴族の別荘を、足利義満が応永4年(1397)に譲り受けて粋を尽くした別邸北山殿に造り替え、さらに義光の死後応永29年に、夢窓疎石を開山とする禅寺とされたことに始まります。その後衰微しましたが、江戸時代に金閣および庭園の修理がなされました。
庭園は衣笠山を借景に、既存の池にさまざまな名石を据え、池に向かって三層の豪華な舎利殿金閣を建て、山上に展望所を建てています。金閣は、屋根をこけら葺とし、第二・三層全面に金箔を押すという、北山文化の象徴となる華麗な建築で、義満の権威と王朝への憧れが示されています。なお、金閣は昭和25年(1950)に火災により焼失しましたが、昭和30年に復元的に再現されました。
登録年月日・平成6年(1994)12月15日決定、17日登録
京都市
200円で鐘を鳴らせるんだけど本日はできないようになっていた。
鳴らしたかった~
蹲踞(つくばい)は茶室に入るときに手を洗う手水鉢のこと。
かがんで這いつくばうように手を洗うことからそう呼ばれる。
(香川県の栗林公園で学んだ)
『玄奘三蔵法師の訳された般若心経の写経をしてみませんか』と書かれてあった。
料金は1,000円。
玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)は「西遊記」の基になったお方。
一般的に般若心経(はんにゃしんぎょう)と言えば玄奘三蔵法師訳のことを指す。
お札が参拝券となる。
参拝門をくぐるとすぐに鏡湖池に映る金閣が現れる。
晴れて風がなければきれいに写真を撮ることができる。
葦原島(あしはらじま)の三尊石、細川石をうまく撮れなかった・・・
これはリベンジだね・・・
客間になっていて、客殿とも呼ばれている。
鳳凰さんも平等院の鳳凰さんと似ているね。
雨どいも金色。
鏡湖池に浮かぶ島にはそれぞれ名前が付いているのだけど、今回はそこをクローズアップできず・・・
これも次回リベンジだね。
春日明神を祀っている。
当時足利義満さんがお茶の水として銀河泉の湧き水を使用していた。
「義満公お手洗いの水」と書かれている。
マンリョウさんがいたる所で咲いていて和テイストによく合うね。
同じくクチナシさんもね。
金閣寺垣とは背の低い垣を指す。
視界が悪くならなくていい。
上に安民沢という池がありそこから流れている滝。
打たれている岩が鯉魚石。
とても涼しげ。
(今は冬なので寒いけど・・・)
▼穴を狙ってお金を投げた瞬間、失敗したと思ったら偶然跳ね返って穴に落ちた(^^♪
私の人生を物語っている・・・
願いがかなうといいな。
マップには「沢」、看板には「澤」となっていた。
島にある塔は「白蛇塚」。
白蛇は弁才天の使いなり。弁才天は智慧(慧=恵)弁舌芸能福徳を与える神で、家運を盛んにしてくれます。ここは繁栄を極めた西園寺家の旧跡です。
鹿苑禅寺
この地は西園寺家が所有していた。
藤原氏の遠縁であった公経(きんつね)さんはここに西園寺を建て、自らを西園寺と名乗った。
(西園寺家で有名な方と言えば西園寺公望(きんもち)さんだね。)
西園寺公宗さんが後醍醐天皇をここ西園寺で暗殺しようとした謀反が発覚し、取り上げられてしまう。
その後足利義満さんがここを譲り受けたことにより別邸北山殿となり、夢窓疎石さんにより鹿苑寺が始まった。
義満さんの遺言によりお寺になったわけだけど義満さんの法号「鹿苑院殿」から鹿苑寺となった。
振り返ると金閣がまた見えた。
高貴な方が座ったという石で、室町幕府から移設された。
ここから見る夕景が美しいことから名づけられたお茶室。
お茶室なのになぜ賽銭箱が?
お茶と言えば、私も飲みたい!
不動堂の前にある茶所にて500円でお茶を。
略式なので足を崩して飲まれるように、とのこと。
和三盆でできたお菓子、中はアンコ入り。
和三盆はおもに四国は香川県と徳島県で作られる砂糖。
おいしいお茶でござった。
蹴鞠でもしたくなったね。
(実際は歩き疲れている・・・)
このハートマークは猪目(いのめ)という日本古来の図柄。
(これも香川県栗林公園で学んだ)
お土産コーナーで金閣寺限定販売の抹茶を購入。
さて、次は世界遺産つながりで龍安寺に行くよ~
さすが世界遺産、素晴らしいお寺だった。
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