香川県の国宝「神谷神社」
「神谷神社(かんだにじんじゃ)」は、坂出市神谷町(かんだにちょう)にある。
香川県の国宝は2つで、神谷神社の本殿と本山寺(三豊市)の本殿だ。
「国宝」と聞いて立ち寄ると、ちょっとがっかりするかもしれない。
国宝本殿は小さいし、なんせ本殿へは入場できないようになっているからね・・・
でも、横を流れる神谷川にはホタルが生息し、毎年神谷神社ではホタル祭りが開催される。
ホタルが生息する場所は環境の素晴らしさを測る指標になる。
それだけいい場所だってことだよ。
神谷神社のすぐそばに駐車場があるよ。
鳥居をくぐると拝殿がある。
本殿が少しだけ見える。
京都の世界遺産「上賀茂神社」の神職から教わったことだけど、本殿を正面から撮影することは神様に対して失礼なことなのだ。
少しずらして撮影している。
隙間から全貌が見える。
神谷神社は弘仁3年(812年)に創建。
空海さんの叔父にあたる阿刀大足(あとのおおたり)さんが社殿を造営したことに始まる。
壁沿いにグルッとまわってみよう。
常に壁が視界を遮るので、すべてを見ることはできない。
檜皮葺(ひわだぶき)がいいね。
前と後ろで長さが違う屋根は流造(ながれづくり)という。
本殿は建保7年(1219)に再建され、「造営年代が明らか」な「流造社殿の中」では最古。
神谷神社本殿は昭和30年(1955)に国宝指定された。
2019年に本殿の一般公開があったんだって~知らなかった(´・_・`)
次回の一般公開には絶対参加しよう。
▼裏側から見た本殿。
この場所は少し小高くなっているので見やすいね。
「檜皮葺(ひわだぶき)」、「ヤリガンナ仕上げの丸柱」、「面とりの向拝(こうはい、ごはい)の角柱」の様子がうかがえるかな。
後ろには祠(ほこら)が。
▼あ、ここは全部入った(^^♪
訪れた時に起こる少しガッカリする気持ちがなくなっていく。
隣に流れる神谷川でホタルが飛び交うところを想像する。
緑いっぱいにあふれ、マイナスイオンが立ち込めている。
フキがいっぱい生えていてお昼ご飯にゲット(^^♪
オドリコソウがひっそりと咲いていたよ。
とてもお気に入りの場所だ(^^♪
※2022年9月27日正午頃、落雷による火災で屋根が焼損。
修復に向けてクラウドファンディングも始まっている。
はやく修復されますように。