京都伏見「寺田屋」に行ってきた
寺田屋騒動(西暦1862年)、寺田屋事件(西暦1866年)で有名な寺田屋に行ってきた。
実際の寺田屋は、戊辰戦争の最初の戦い、鳥羽・伏見の戦い(西暦1868年)において焼失している。
現在あるのは、西隣に再建されたもの。

史蹟寺田屋の庭には「刀痕はいづこ寺田屋空柱(鈴鹿)野風呂」と書かれてある。
この俳句の意味についてはまったく解説がなく、ネットでも触れている人はいない。
『坂本龍馬と薩摩九烈士の「今も泊まれる維新の旅籠」』【伏見史跡】『坂本龍馬の寺田屋』
~京へ来たなら一度はお寄り、伏見寺田屋、坂本龍馬、昔白刃の裏梯子~
とパンフレットには記載されている。
観光スポットと思いつつ、寺田家は宿泊が可能で素泊まり6,500円、朝食500円。
チェックイン・アウトは見学の時間帯とはズレるようになっている。
禁酒禁煙、泊まれる部屋にも制限がある。
宿泊施設というよりは、泊まりたい人は泊まってもいいよという考え方でいる方が正解かな。

お、司馬遼太郎「龍馬がいく」、大河ドラマ、武田鉄矢「お~い!龍馬」を見て坂本龍馬に興味を持っていた私には感動の光景。

前の道は普通の道路で自動車がバンバン通る。
見学や撮影時には他の交通にご注意を。


玄関に入ると趣あるつくり。

階段を上ると坂本龍馬がいそうな雰囲気。





明治時代を感じられる建物、坂本龍馬、明治の歴史好きの私としてはジーンとくるね。
ネットで「偽物」と烙印を押されているようだけど・・・
それを言うなら確かに歴史的な物の中で本物はもちろんあるわけだけど、何をもって偽物とするのだろうか?
再建されたものは多数あると思うのだけど?
西隣に建てたからか、名前を騙っているからなのかよくわからないんだけど、私としてはこの寺田屋さんに訪れることにより歴史の勉強となったので感謝したいと思う。

あ、弾痕撮るの忘れた(笑)
確かに刀痕や弾痕などは再現したものだから偽物って感じになるね・・・

龍馬の愛室。

階段を降りる。


おりょうさんが裸で階段を上がって危険を知らせたってエピソードのお風呂。


外観から想像するより中は広かった。
会議をしたり、くつろいだり、攻め込まれても有利に防戦できる、脱出もしやすい、という印象を受けた。
この施設が後世にもきちんと語られて存続していくことを強く望む。