FE 55mm F1.8で睡蓮を接写「エクステンションチューブ」を使ってマクロ撮影

FE 55mm F1.8で睡蓮を接写「エクステンションチューブ」を使ってマクロ撮影

SONY α7のマクロ撮影について、どのようなシステムにするか検討してみたい。

接写にFE 90mm F2.8 Macro G OSSを買うか?

SONY、Eマウントレンズのマクロレンズは写りが非常に良いようだけど、少し値段が高い。
さらに大きい。

これではコンパクトがウリのミラーレス機である意味がないと私は考える。

ではE30mm F3.5 Macroにするか?

APS-Cサイズのマクロレンズも視野に入る。

FE90mmよりはアリだとは思うけど・・・
フルサイズのカメラを購入した意味が薄れるなぁ。

そこでエクステンションチューブ!

※私が購入したSTOKさんの製品は現在在庫切れなので、こちらをお勧めしておく。

以前PENTAX Q7でクローズアップレンズを用いて接写していたんだけど、クローズアップレンズは画質劣化する。

クローズアップレンズ

そこで今回エクステンションチューブを試してみたいと思った

Eマウントのエクステンションチューブ

クローズアップレンズは、拡大鏡をカメラレンズの前面に取り付けることにより、被写体を拡大して(寄って)撮る。
エクステンションチューブはカメラとレンズの間につけて、レンズの筒を長くすることにより、被写体を拡大して(寄って)撮影できるようになるもの。

取り付けるとこんな感じ。

エクステンションチューブ取り付け

STOKさんのエクステンションチューブは電気接点がついているので、従来通りAFや絞りなども設定できる。

前面に取り付けるクローズアップレンズだと画質劣化する恐れがあるけど、エクステンションチューブは画質劣化しない。
(光量落ちはあるので、暗い場所での撮影は画質に影響が出る場合もあるね)

2種類あるものを個々に、連結して(上の写真)、の3種類の使い方ができる。
「ちょっと寄れる」、「まあまあ寄れる」、「すごく寄れる」、の3パターン。

さっそくベランダの睡蓮を接写

まずエクステンションチューブなし。

ベランダの熱帯睡蓮

そして「ちょっと寄れる」。(一番薄いエクステンションチューブ)

睡蓮接写


「すごく寄れる」。(2個連結)

エクステンションチューブでスイレンを接写

エクステンションチューブのデメリット

デメリットとしては、マクロレンズであれば被写体の距離は自由に決められるけど、エクステンションチューブはピントが合う範囲が限られるのでもどかしい。
被写体をちょうど良い大きさで撮影できない場合があるんだよね。
食レポしようとラーメンにちょっと寄りたい時、一番薄いエクステンションチューブでもものすごく寄らないとピントが合わなくなり、ラーメンの全体像を写せないんだよ~
また、エクステンションチューブを使用していると、風景写真を撮ろうとして「あれ?ピントが合わない?あ、エクステンションチューブ付けっぱなしだった・・・」という時が多々あったり。

まとめ

ミラーレス機のレンズは、やはり小さくないとミラーレスである意味がないと思う。
それなら最初から一眼レフとマクロレンズをそろえるかなと。

お気に入りレンズが接写できない、という状況の時、画質劣化を気にせず撮影できるエクステンションチューブはコストを抑えて接写ができるのでおすすめ。

最後に注意すべきことは、エクステンションチューブはいろいろあるけど、フルサイズセンサーのカメラに使用する場合、フルサイズ対応であるかどうかをきちんと確認する必要がある。
また、今回のSTOKさんのエクステンションチューブは、アマゾンのレビューでも書かれてあるけど、レンズ脱着のボタンを押しっぱなしにしないと脱着ができないので注意されたし。

追記:エクステンションチューブ購入時の注意点とヘイコイド付きマウントアダプター

エクステンションチューブ購入時の注意点を記載した。

他社製のレンズを使用するならヘリコイド付のマウントアダプターも便利だよ。
エクステンションチューブのデメリットを補っている。

その後のマクロレンズのラインナップ

この記事を書いた後にはEマウントでフルサイズ対応マクロレンズが発表されている。

どれを買うかいろいろ悩ましいところだね。