香南歴史民俗郷土館は「由佐城址」

高松市香南町には香南歴史民俗郷土館がある。

そこは由佐城がかつてあった場所。

由佐城址

まずは由佐城址の説明を。

由佐城址説明

由佐城址
建武3年(1336年)足利尊氏に従って京都東寺で戦死した益子下野守顕助の子弥次郎秀助が阿波尾形細川頼春に従って四国に渡り、父の功績により讃岐国香川郡井原荘を賜り、姓は由佐と改め、由佐に屋敷を構えたのが由佐城の始まりです。
城は、東は香東川、南に沼地の多い自然を巧みに利用した要塞で、天正11年(1583年)長宗我部元親軍が攻め入ったが容易に落城せず、和議を申し出たほどでした。
その後、由佐家の居宅とした屋敷内には、内堀、土塁跡を見ることができました。
香南町歴史民俗郷土館は、その由佐城址に建築されたものであり、庭園内には、土塁跡が現在も残されています。

織田信長さん、豊臣秀吉さんにケンカを売っていた長曾我部元親さん、とてもお強い方だったと思う。

しかし讃岐の武将たちも対等に長宗我部さんと渡り合っていたようだ。
もし讃岐の武将たちがもっと弱かったら歴史は変わっていたかもしれないね。

そして高松市香南歴史民俗郷土館の説明。

高松市香南歴史民俗郷土館

高松市香南歴史民俗郷土館
この地域は南北朝時代(1300年代)に由佐城が建てられていたところです。
由佐城は由佐氏の居城で、東に大河が流れ、西には沼田のある要害の地に築かれた城です。
由佐家には「由佐家文書」が残されており、当時の由佐城を記す「由佐城絵図」には「上之城」「下之城」「安倍晴明跡」などの記述があります。
昔から由佐家では、水、火、盗難を封じた陰陽師安倍晴明の錬石を神庫に収め、その石を祀って災難を防いだといわれています。
現在も庭園には城の名残として土塁があり、周囲には南門という地名も残されています。

郷土館の風貌は、現存する最古の天守閣を持つ福井県の丸岡城をモデルに建てられており、館内には歴史展示室・民俗展示室・図書室を備え地域の歴史をしることができ、本格的なお茶室の拵え(こしらえ)のある研修室もあります。

陰陽師「安倍晴明」さんは香川県で生まれたという説がある。

ここから少し離れた場所にある「冠纓神社(かんえいじんじゃ)」は安倍晴明さんが神主をしていたという伝承もあるんだよ。
(後日レポートする。)

▼立派な門構え。

由佐城址

中に入ると説明通り、「歴史展示室」・「民俗展示室」・「図書室」・「お茶室」があり、香南町の歴史をとても詳しく知ることができる。

由佐城址内部

町単位でここまで詳しくまとめられているということがとても興味深い。

庭園がとてもきれいだったので、しばし癒された。

由佐城址庭園

川にはヌマエビやメダカがいた。

由佐城址庭園2

近くを通ったら、またヌマエビさんと遊びにくるよ(^^♪

しかし今日は暑い1日だったよ・・・

屋島と入道雲
屋島と入道雲