野口哲哉展「THIS IS NOT A SAMURAI」に行ってきた。
高松市美術館で野口哲哉さんの「THIS IS NOT A SAMURAI」が開催中。
行ってきたよ。
まずは流政之氏に敬礼!
高松市美術館長の篠原資明氏が問題発言をしていたのでちょっと心配になりつつも(笑)
ま、勉強ができるということと賢いということは別物だから、京大は関係ないよ。
許してあげてね。
ま、引き下がるアートはそれもまたアートということで。
アートは何でもアリ、自由なのだ。
野口さんは香川県出身の現代美術家さん。
ワクワク。
第1会場は写真撮影禁止。
侍をテーマにしていてワイルド感たっぷりなんだけど、野口さんは実に中性的なお方。
そのギャップを確かめるために赴いた。
でも「侍じゃない」ってテーマなんだよね?
この先入観がとても効果的。
第1会場で見る作品は野口さんがとてもクレバーな方だと思わずにはいられない。
侍の世界で生きていたんじゃないかな?
第2会場に入ると作品がたくさん!
油絵を学ばれた方が、なぜ模型をつくるようになったんだろ?
第1会場の絵を撮りたかった。
リアルとフィクションのギャップ、そしてそのはざまで麻痺していく感覚が脳を刺激される。
とても精巧。
私は細かいもの、小さいものに惹かれる。
シリコンで肌をつくっているのかな?
体温を感じる。
人間というものをここまで捉えるなんてね。
私も人間観察が大好きだけど、とても共感できる。
サムライのようでサムライじゃない。
いや、「SOME LIE」サンムライだ。
現代のサラリーマンかな。
私はサラリーマン=現代のサムライだと思っている。
哲学はもうどうでもよくなってきて、精巧なつくりに感嘆する気持ちが勝ってきた。
撮影するたび、呼吸を止める。
第1会場ではスニーカーを履いたサムライがいた。
撮りたかったぁ。
私はロックをしているんだけど、スーツとジャージ、スウェット、スニーカースタイルが大好きだ。
マーシャルとレスポール、5150とシャーベル。
マリリン・マンソンのジョン5君はスーツにナイキのスニーカー、めっちゃかっこいい!
「絶対野口さん、この時代に生きた人でしょ?」と思いながらシャッターを押す。
あ、第1会場で思ったんだけど、野口さんは猫に興味があるようだ。
ネコの雑誌にも記事を執筆されているんだよ。
カタチはなんでもよく、たまたまサムライになったってことなのかな?
本来の人間とは何か?
動物と同じなのか違うのか。
そんなことを考えさせられた。
あ、入口で大きな垂れ幕になっている作品だ。
あのルージュのハートは野口さんが描いたのかな?
これは合鍵の彼女が彼氏のバスルームで「さよなら♡」って書くヤツでしょ?
すんません妄想が激しくて・・・
そして、チケットに掲載されている作品を発見。
こっちをものっそ見つめているよ。
いや、私が視界に入っただけか?
チケットっぽく撮ってみた。
表情がいいね。
ん?チケットの作品とちょっと違うような気がして学芸員の方に質問したよ。
この作品はこのチケットの作品ですか?
「はい」と即答(笑)
この作品はとても面白い。
チケットや公式サイトの作品。
出口にある最後の作品。
写真撮影禁止の第1会場と、撮影可能の第2会場の作品の違いは一体何なのか?
それを確かめるべくもう一度行きたくなってきた・・・
それはさておき、野口さんと話をしたら絶対楽しいだろうなと思った。
トークショーが予定されていたようだけど時間を合わせられなかった(泣)
今後も目が離せられないアーティストさんだね(^^♪