多数のRAWファイルをリサイズ、JPEG保存までを素早く行う!フォトショップの「アクション」「ドロップレット」
私にとってRAWファイルでの撮影は必須
最近はRAWファイルで撮影し、フォトショップで現像とリサイズ、JPEGで保存しブログへアップしている。
忙しさなどでデータがたまっていくと、ブログに投稿をするモチベーションが下がる。
RAWで撮影するメリットは、カメラの設定で悩んだ時にとりあえず撮っておき、後で調整できること。
または白飛び、逆光、露出のミスなどを後から変更できるところにある。
ただ、写真がたまってくると作業がめんどくさいので、いろいろ調べたけど丁寧に解説してくださる方がいっぱい。
いつも親切な記事を提供されている方々ありがとうございます!
具体的には、画像を開き、リサイズしてJPEG保存までをフォトショップの「アクション」で行い、その行程を複数の画像に対し一括で行う作業を「ドロップレット」で行うというもの。
しかし、RAWファイルを現像する段階での作業は、写真1枚1枚目視して調整しないといけないので、すべてを一括というわけにはいかない。
また、JPEGで撮影し、撮影段階で失敗写真をなるべく減らす方法を取ればよいのだけど、そうなるとフォトショップではなく、もっと軽いソフトの方が速い。
多数のJPEG画像をリサイズするだけなら以下のソフトを使用すればいい。
今回はRAWで撮影し、目視して調整してからの作業を簡単にしようと思うのでその備忘録を掲載するよ。
夜にお隣さんからいただいたタルトを撮影した。
暗い場所で撮影したのでおいしそうに見えない。
設定をいじっておいしそうに見せる。
さて、画像を調整してRAWを開いたので、これからブログアップ用にリサイズしJPEG保存を行う。
私が使用しているSONY α7で最大撮影サイズの撮影をすると横6000ピクセルだ。
ブログ投稿する画像は、iPadで最適な横2024ピクセルにリサイズしている。
(実は2048ピクセルだった・・・失礼)
アクションのウィンドウを表示
上部の「ウィンドウ」から「アクション」にチェックを入れるとアクションのウィンドウが表示される。
新規セットを作成
「新規セット」のボタンを押し、適当に名前をつける
新規アクションを作成
「新規アクション」のボタンを押し、これも分かりやすい適当な名前をつける
記録開始
赤いボタンになっているので、これからリサイズしてJPEG保存までを覚えさせる。
まずリサイズ
上部の「イメージ」→「画像解像度」を選択。
6000ピクセルを2048ピクセルに変更する。
上記が表示されるので、「幅」のみを変更すれば「高さ」も変更される。
※「幅」と「高さ」の左側にある鎖のマーク、リンクボタンでつながっている場合の話。初期設定ではつながっている。
2024ピクセルに変更。リンクボタンでつながっていれば「高さ」は勝手に変更される。
縦横比が維持されるってことね。
「OK」を押せばリサイズ完了。
別名で保存
「別名で保存」を押すと、保存画面になるので、「保存先」は今回は分かりやすくするためデスクトップ、ファイル名は変更せず、「ファイルの種類」をJPEGにする。
再生/記録を中止
「再生/記録を中止」ボタンを押せば、「記録開始」から行った操作がアクションに記録されるという仕組み。
これで作成したアクションを各画像に対して一発でできるのだからすごい!
他のファイルで実験~選択項目を再生
では作成したアクションが、他のファイルを一発で「RAWをリサイズ」→「JPEG保存」ができるか試そう。
RAWを現像し、表示させたら「選択項目を再生」ボタンを押す。
デスクトップにきちんと幅2048ピクセルのファイルが保存されている。
うまくできた。
まとめ
RAWファイルで撮影すると、いろいろ設定変更や手の込んだエフェクトを後から設定、追加、変更できる。
失敗写真が気に入った写真になる場合があるので、面倒でもRAWでの撮影をおすすめする。
今回のやり方だと、リサイズしてJPEG保存、を1回ずつ操作を行わないといけないんだけど、それでも作業は格段に素早くなる。
フォトショップのアクション、使わない手はないね。
追記:ドロップレットで一括作業ができた
アクションを細かく実行するドロップレットのことだけど、実は複数のファイルを一括で現像することができた。
というのは、フォトショップでRAWの設定を変更すると、次回ファイルを開く時は変更した設定が活きている。
ドロップレットで一括現像をしてみたけど、RAWで変更した設定を引き継いで現像してくれているではないか。
1.目視してすべてのRAWデータに調整していい感じにする。
2.すべてのデータを閉じる。
3.ドロップレットで一括現像をする。
という流れで作業を行えば、一括でRAW現像からリサイズ、JPEG保存が可能となるわけだ。
以下にドロップレットでの一括現像を掲載する。
アクションを作り直し
なぜアクションを作り直すかと言うと、ファイルを「開く」を一番最初に追加しないといけないからなのだ。
上記で説明したアクションでドロップレットを作成しても「~コマンドは現在使用できません」となる。
ネットで調べると案外ここでつまずいている方が多い。
よってアクションの最初に何でも良いのでファイルを開くところから始める。
「新規アクションを作成」からやり直すよ。
「記録開始」→上部ボタン「ファイル」の「開く」でRAWファイル(何でもよい)を開き、リサイズして別名で保存する。
「再生/記録を中止」で下記のアクションが出来上がる。
ドロップレットを作成
上部「ファイル」→「自動処理」→「ドロップレットを作成」
設定画面は以下の通り。
ドロップレットの保存も実行後の保存もデスクトップにしておいたら分かりやすい。
「開くコマンドを無視」、「別名で保存コマンドを省略」にチェックを入れる。
「OK」を押すとデスクトップにexeファイルができている。
RAWの設定を行う
RAWの設定をいじると、xmpというファイルができる。
変更した設定が活かされるわけだ。
ドロップレットを実行
Ctrlキーを押しながら対象ファイルをクリックし、複数選択ができたらドロップレットにドラッグ&ドロップする。
リサイズされJPEG保存完成
まとめのまとめ
撮影した後、RAWの現像を完了さえすればファイルを閉じて、その後はドロップレットさんに作業をしてもらえるようになった。
コーヒーを入れて飲み、一服。
その後席に戻ってゆっくりブログに投稿すれば良いわけだ。
結局SEO的にファイル名は変更しないといけないわけで、2枚とか3枚の画像処理ならこの行程は必要ない。
ファイル数がどれくらいならドロップレットを使うかねぇ。
ま、ファイルがたまってモチベーションが下がっている状態なら参考にしてみてね。
これからもRAWで写真を撮りまくろう!