「鳴門市文化会館」はDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
瀬戸内国際芸術祭2019の秋の部「ひろがる秋」作品の一つtk16「日本建築の自画像: 探求者たちのもの語り」に行ってきた。
建築のことを学ぶ良いきっかけとなった。
徳島県鳴門市撫養町にある「鳴門市文化会館」のことを知ったので行ってみたよ。

調べてみると、「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選出されている。
建物が美しいのもさることながら、立地もいいね。

敷石も素敵だね。
ちなみにDOCOMOMOのネーミングは「Documentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods of the Modern Movement」から。
ドコモモは、モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織です。
※公式サイトより
日本の近代建築の再評価のための活動を行うとともに、取り壊しが予定される近代建築について保存要望書を提出す等の保存活動に取り組んでいます。
ぐるっとまわってみよう。

門のような建造物。

機能的に不明だけど、明らかにこの建物群の構成に必要だと思う。
広場との境界かな。
ただのコンクリートづくりではなく、ブロックを積んでつくられている所がまた面白い。

鳴門市文化会館のコンクリートはすべてこのつくりで統一されている。

この建物の前にある謎の建造物、とてもかっこいい。
ドイツのリューネブルクと鳴門市は姉妹都市なんだって。

この猪さんは塩猪像「ザルツ・ザウ」という。
リューネブルクは製塩で発展した都市で、この猪さんが塩を発見する起因になったとのこと。
大活躍の猪さん、今年は猪年だよ。
香川県では最近高松市内中心部に現れて世間をにぎわせているけどね(苦笑)
山間部に行くより、高松市中心部にいる方が猪に出会う確率が高いという、なんとも不思議な状況だよ・・・
それはさておき、猪さんはリューネブルクの方角に向いているんだって。
鳴門市とリューネブルクが姉妹都市である理由が分かったので、よろしければ以下をご参考に。

鳴門にはよく来るのに、こんな美しい建物があったなんてね。

ちなみに「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」で、香川県の登録は4件。
「香川県庁」、「坂出人口土地」、「百十四銀行本店」、「瀬戸内海歴史民俗資料館」。

窓のつくり、枠など細部に渡りこだわりが見える。

ここはラインやカットの美しさを感じるね。

コンクリートの表情もとてもいい。

かなりお気に入りの場所となった。
散歩したい時はここに来よう(^^♪

唯一、窓に色が付けられている壁。
中はどうなっているんだろ?
今日は日曜日だから入ることができなかったけど、平日に行くことができたらな・・・
建築のことを少しかじって、建築をアートと意識して鑑賞するのは初めてかもしれない。
少しハマりそう(^^♪