香川県指定天然記念物「南川のフジ」の現状
香川県の文化財を巡る旅、継続しようかどうか悩んでいた。
というのも、個人所有の文化財もあるし、所蔵する施設に訪れても見ることができない場合が多々ある。
やめようかと思っていた。
でも、そもそも文化財を所有、所蔵する施設やその周辺は魅力的である場合が多々あるんだよ。
だから文化財を巡る旅は続けてみようと思った。
文化財を巡る旅は中止することにした。もちろんすべてではないんだけど、あまりにも文化財が雑に扱われているのを見すぎたため。また、文化財に依存して生活している方の中には醜い方もいらっしゃる。
本日はさぬき市大川町、南川自然の家にある香川県指定天然記念物「南川のフジ」を見に行こう。
旧大川町立富田小学校南川分校が昭和45年に廃校になり「南川自然の家」になった。
南川自然の家に到着すると、小学校だったことが分かる。
校庭奥に進むと・・・
南川のフジ
落葉の木本性つる植物、茎は長く伸びて枝分かれし、木などに巻き付く。ノダフジは右から左に、類似のヤマフジは、反対の左巻きとなる。
フジの語源は、長い花穂が風に吹かれて散る様子から「吹き散る」が詰まってフケ→フジになったとも言われている。フジの花は垂れ下がる形が稲穂を連想させ豊作えの自然暦や蔓の繊維で「藤布」が織られ、鑑賞用の花と共に古くから親しまれている樹木である。
南川のフジは、対岸から観ると四匹の大蛇が川面から跳ね上がる姿に喩えられた4本の太茎があったが一時期枯死寸前までに樹勢が衰弱した。
地元関係者等の熱意と努力によって樹勢の回復が図られ、根本幹周り2mを測る主幹は近くのナラカシワと川面の藤棚へと多くの枝を張り延ばしている。
開花は4月下旬。渓流のせせらぎに藤花が楽しめる。
なお、県指定無形民俗文化財「南川太鼓」もこの里に生まれ伝えられてきた芸能である。
大川町教育委員会
ん?藤棚っぽいのはあるんだけど・・・
私の自宅周辺ではフジがいっぱい咲いている。
あ、ちょととだけ咲いている。
でも時期を逃したのかな・・・
ここで係の方が私たちに気が付いて説明してくださった。
もうこれが限界で、教育委員会も天然記念物の指定を外さないといけないかなって言っているとのこと。
残念・・・
でも、やっぱり周辺はすごくいい所だったよ。
フジは無くともガッカリ感はなし。
本日は雨。
山からの水が多い。
▼フキ、本日の昼ご飯(笑)、あ、いやホントに。
バーベキューコーナーでバーベキューを楽しむ方が2組ほど。
バビアナ、スパラキシス、イキシアなのかいまだに分からず。
私は戦利品を食べるよ。
マンバをアク抜きせずに食べて死にかけたことがある。
ワラビのアク抜きもしっかりしたいとろこだけど、なんとかなるでしょ。
アクって、植物が食べられないよう自分を守るためのものでもあるんだ。
だから気を付けてね。
あ、ヌルッとするワラビ、すごく美味しいね。
そしてフキも茹でた。
苦みがいいね。
春の味覚、そして色。
天然記念物の指定が外されそうではあるけど、やはりここはとてもいい場所だったよ。