「引田城」は続100名城で国指定史跡!天守台跡からの景色は絶景だった
引田城は続100名城
東かがわ市引田「東かがわ市大池オートキャンプ場」や「田の浦野営場」の東にそびえる「城山」には「引田城址」がある。
そびえるといっても城山は標高82mなので、そんなに高い山ではない。
引田城があった山なので城山と名付けられた。
田の浦野営場を目指して行けば、駐車場に自動車をとめて歩いて散策することができる。
マップで見ると、時間がかかるイメージだったけど、「現在地」の田の浦キャンプ場から、「北二の丸」、「東の丸」、「引田灯台」、「化粧池」、「天守台跡」と巡って1時間だったよ。
「本丸」、「狼煙台跡」には立ち寄らなかった。
※マップをよく見ていなくて、適当に歩いてしまったため(泣)
引田城は室町時代、寒川氏に属する四宮右近さんが築城した。
その後城主を変えながら、最終的には生駒親正(いこまちかまさ)さんが入場したんだけど、親正さんは高松城や丸亀城を築城したことにより引田城は実質廃城となった。
その後は1615年の一国一城令により、完全に廃城となり、歴史から姿を消す。
東かがわ市の市指定重要文化財で、平成29年(2017年)に続日本百名城に選出された。
そしてなんと!2020年3月10日、国の史跡に指定されたんだよ!
散策開始
北二の丸
さて、まずは「北二の丸」を目指す。
登山道はよく人が通っているようで、とても歩きやすい。
標高82mの山だし、傾斜もゆるやか。
11月なのにツツジさんがいっぱい咲いている。
木々の間から海が見えてテンションが上がる。
緑のざわめき、鳥のさえずりが心地よい。
「北二の丸」に到着。
山の中にいきなり石垣が現れてびっくり。
引田灯台
引田灯台に到着。
ここからの景色は絶景。
淡路島が見えた。
Googleマップで調べると、手前の島は無毛島(右)と通念島(左)かなと。
引田灯台の側にある説明書きの一節。
(原文途中から)この灯台が、点灯依頼数多くの船人の命と貴重な財貨を人知れず救ってきたであろうことを想うとき、これからも夜毎美しい光りを沖行き船に投げ掛け続けられるよう祈念するものであります。
社団法人 燈光会
シチュエーションからこの文章をここで読むと涙が出そうになるね。
化粧池
人工の貯水池で、女性たちの化粧の水に利用された。
登山道には正月に使われる「ウラジロ」がいっぱいあったんだけど、業者さんだろうか、採取してみて利用できないようなウラジロがいっぱい廃棄されていた。
正月というめでたい時に利用されるものが、裏ではこんな扱いをされているとが残念で悲しい気持ちになったね。
※よくよく考えると、正月までまだ時間があるので、マツタケの販売用に使用したのかな。
世の中はお金なのかね?
天守台跡(展望台)
天守台跡に到着すると大絶景!
同じような写真になってしまったけど、引田港がよく見えた。
引田港側から城山を登ると、「本丸」や「狼煙台跡」も立ち寄ることができるよ。
まとめ
香川県の「日本100名城」は「高松城」、「丸亀城」、そして「続日本100名城」に香川県で唯一「引田城」が選出された。
歴史的に見てもさることながら、とても眺めも良く素敵なスポットなので納得。
この城山も1時間のトレッキングとしても最適なので、また来ることになるだろう。
次回は「本丸」と「狼煙台跡」もレポートするよ。
また、香川県は存在していないけど、調べてみると歴史的におもしろい城が多数あるので、これからたどってみようと思った。