EF-M55-200mmのウエポン化その3!失敗・・・

CanonのEF-Mマウント望遠ズームレンズ「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」は小さい、安い、描写がいい。
(描写には好みがあるだろうけど)

最近のレンズの評価は、カリカリに解像するか、ソフトでオールドレンズのような描写になるかに分かれているように思う。
写りの良さという観点からすると、このレンズは厳しい評価をもらうレンズなのかもしれないけど私は気に入っている。

EF-M55-200mmウエポン化
PLフィルターに社外フード(ケンコー製)を2個連結

このレンズは35mm換算で88mm~320mmの望遠ズームレンズ。
この画角のレンズを他のメーカーさんが作るともっと大きく、高くなってしまう。
(マイクロフォーサーズのオリンパス、パナソニックさんにはあるけどあまり大きさは変わらない)

しかし、光の強い晴れの日の正午前後だと、コントラストが低下し白飛びする。
(どのレンズもそういう傾向があるけど)
それを防ごうと、上の写真のようにPLフィルターを付けてウエポン化を目指した。

▼当初は純正フードにPLフィルターを付けた。

「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」とフード、PLフィルター

▼純正のフードが邪魔でPLフィルターを回すことが難しかったので、社外製フードを付けた。

先週は曇りで、撮ってみたらまったくPLフィルターの効果はなかったのでレポートしていない。

そして本日、晴れたので写真を撮ってみたよ。

光は「その1」、「その2」よりもかなり強かった。

カイツブリ

PLフィルターを回すと・・・

カイツブリ2

どちらの写真がいいかは好みによるよね・・・

オオバン

反射と透過で、確かに写りは変わるけど・・・

オオバン2

また反射を少しコントロールすると・・・

枝の反射

▼白く反射した枝の光、白くなった部分がやや抑えられる。

枝の反射2

これは撮った中でやっと違いが得られた写真なんだ。

以下は光が強すぎてPLフィルターの効果が得られたかった。

葉っぱの光反射

葉っぱが反射して白くなっている部分、光が強すぎてPLフィルターを回しても消せなかった。

ウエポン化をして写りが良くなったかというと、現像でカバーできそうな違いなんだよね・・・

ウエポン化によるメリットは、ほとんどないと言っていい。
また、大きくなる、扱いにくくなる、暗くなるのでISOが上がり画質が悪くなるというデメリットが多い。

▼日陰だと極端にISOが上がってしまう。

望遠レンズで花を撮影

望遠レンズで花を撮影2

日なただと問題ないけどね・・・

望遠レンズで花を撮影3

望遠レンズで花を撮影4

望遠レンズで花を撮影5

素直に、純正フードを付けて撮影する方がいいなと思った。

よってウエポン化は失敗という結論となった。

すぐにサッと取り出して、パッと撮れる状況にしておく方がいい写真が撮れる可能性が上がる。