【三豊市財田町】建築と食が響き合う古民家カフェ「菜々」~野菜が彩る芸術的な一皿を求めて~
香川県三豊市財田町。 静かな田園風景が広がるこの地に、時間を忘れさせてくれる場所がある。
古民家を丁寧にリノベーションして作られた「菜々(さいさい)」だ。
建物の歴史と趣を活かした意匠、そして五感を刺激する美しい野菜料理。
今回は、心身ともに満たされる特別なひとときを過ごしに訪れた。

【利用のヒント】
予約はしておくことをおすすめするよ。
飛び込みでも入店できたけど、料理の準備をスムーズにしていただくためにも、事前の連絡が安心。
駐車場は隣接しているよ。
営業時間:11:00~16:00
定休日:火・水・木曜日
お店へと続く石畳は、女将さん曰く「源氏香之図」を模したものだそう。
足元から始まる物語に、期待が高まる。

建築の息遣いを感じる、美しき空間
扉を開けると、そこには感動的なまでの空間美が広がっていた。



店内に入ると・・・

こんな静かな場所に心躍る空間があった。

特筆すべきは、窓の格子。
カモメがあしらわれ、空と海を表現したデザインは他に類を見ない美しさ。
さらに、店内を見上げると見事な欄間(らんま)が目に入る。


そして、女将さんが「文化財レベル」と語るガラス。

光を細かく反射させる意匠は本当に珍しく、建物の隅々にまで宿る美しさに心奪われる。

建物の隅々にまで宿る美しさに心奪われる。

窓から見える鮮やかな緑の田園風景が、店内の調度品と完璧に調和。
静寂の中でいただくお料理への期待が、より一層高まる。

五感を満たす、野菜の芸術「やさい寿司御膳」

今回いただいたのは「やさい寿司御膳」。
私は菜食主義者ではないけれど、そんなことは関係なく、純粋に「見栄えが良くて最高においしい」という事実が、料理の素晴らしさを物語っている。
まずは、重曹とクエン酸のレモンジュース、そして彩り豊かなサラダから。

ここで飲むと本当に元気ななれそうな気がした。

そして、三豊ナスの冷製ポタージュ。
三豊ナスは発見すると購入して焼いて食べるけど、こんな食べ方もあるんだね。

濃厚で深い味わいなのに、冷たいからすっきりとしていて、これなら夏の暑さにも負けなさそう。
そしてメインの「やさい寿司」が登場した瞬間、思わずため息が漏れる。
とにかく、ひとつひとつの個性が際立ちすぎていて、終始楽しみながらいただいた。

右上がり真ん中2列10貫が寿司ね。
下段左下から右に
・大豆ミート:バーナーで炙ってあり、ウナギのような味わい。
・キウイ:なんとワサビが!
・大葉の天ぷら
・ごぼう
・ナスのかば焼き
上段左上から右に
・エリンギ
・タケノコ
・プチトマト:これもワサビが!!!
・揚げ
・大豆たんぱくミートのそぼろ
上段には、カボチャとマヨネーズの相性が抜群の一品や、ミョウガをトッピングしたキュウリの辛漬など、独創的な組み合わせ。
下段のピクルス(レンコン、ピーマン、パプリカなど)も、野菜の味がしっかり活かされている。

キウイとワサビ、これからはずっとキウイにはワサビをつけて食べようと思う。
めっちゃ合う。

どれも秀逸。
健康への配慮という枠組みを超えて、純粋に「見栄えがよくて最高においしい」という事実が、この料理の素晴らしさを物語っている。
最後は、朝鮮人参ウーロン茶でゆったりとした余韻を楽しんだ。

790円だけどセットにすると380円ね。
財田で出会う、豊かな時間
お腹だけでなく、心までも整うような満足感。
静かな田園地域という環境、そして建築的価値の高いリノベ古民家。
そのすべてが料理を引き立て合い、最高の時間を作っている。
財田の「おいしいもの・名物マップ」も。

古民家カフェ「菜々」。
香川の豊かな風景の中に、また一つ、大切にしたい場所が見つかったなぁ。
・公式サイト
【電話】080-3163-1831
【住所】三豊市財田町財田中3528


