国宝第1号「弥勒菩薩半跏思惟像」所蔵!京都最古のお寺「広隆寺」に行く。

広隆寺は聖徳太子が建立した七大寺の一つ。
603年に建てられた京都最古のお寺だ。
(818年、1150年には火災にあって再興している。)

特筆すべきは、国宝第1号の「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう」を所蔵しているところ。
歴史の教科書でもよく見かける有名すぎる仏像だ。

さて行ってみよう。

広隆寺楼門正面

仁和寺のように道路に面した珍しいお寺。

信号待ちをしていたら嵐電(らんでん)が通る。

京都嵐電

楼門の両サイドには仁王さんが。

広隆寺仁王

お勤めお疲れさまです。

広隆寺仁王2

境内は広い。

広隆寺境内

入ってすぐ左に薬師堂がある。

広隆寺薬師堂

見てまわろうとするとトイレに行きたくなった・・・

トイレは一番奥にあるので、広隆寺を参拝する時はご注意を。

▼「半跏思惟像」がある「新霊宝殿」を通ってトイレに・・・

広隆寺トイレまで

ワクワクしながら目的地に着く予定が、トイレに行くことで楽しさが半減(笑)

広隆寺トイレまで2

映画のネタバレをされたような気持になったので、トイレはすませてから広隆寺に訪れよう。

広隆寺トイレまで3

さて、入り口の楼門からやり直し。

広隆寺能楽殿
能楽殿

参拝受付で拝観料を支払い進む。

広隆寺旧霊宝殿
旧霊宝殿

広隆寺弁天社
弁天社

池でカモさんが必至でお食事中だった。

広隆寺新霊宝殿
新霊宝殿

ついに「半跏思惟像」に会える!

新霊宝殿の中には国宝や重要文化財がたくさん!
やはりひときわ輝いていたのが期待通り「半跏思惟像」。

弥勒菩薩はお釈迦様にかわってすべての悩み、苦しみを救う。
「半跏思惟像」はいかにして救おうかと考えているお姿なのだ。

印象的なのは、右手の薬指と親指が、また人差し指と頬がくっつきそうでくっついていないところ。
そしてやや身体が腰から右に傾いているところ。
見ているととても見悶えてしまう(笑)
優しい気持ちにあふれ、ずっと眺めていたかった。

私の中で「仏像セラピー」という言葉が生まれたよ。

帰りたくないけど帰らねば。

上宮王院太子殿
上宮王院太子殿

尊敬する聖徳太子さんにご挨拶して帰ろう。

上宮王院太子殿表札

上宮王院太子殿前

上宮王院太子殿2

内部は暗くて聖徳太子像は見えず・・・

上宮王院太子殿3

広隆寺講堂
講堂

講堂はロープが張られて立ち入り禁止。

聖徳太子の七大寺をめぐりたくなってきた。

・四天王寺(大阪府)
・法隆寺(奈良県)
・中宮寺(奈良県)
・橘寺(奈良県)
・広隆寺(京都府)
・法起寺(奈良県)
・葛木寺(どこにあったか不明)

奈良県にも行かねば!

パンフレットに書かれてある一文が気に入ったので掲載しておく。

我が国に大陸文化を移し産業と文化の発達の源流・経済の中心ともなった太秦(うずまさ)の、この広隆寺は、衆生済度の道の探究、仏法への絶対的な帰依、そして「和をもって貴しと為す」平和な世界をめざされた慈悲の権化である聖徳太子の、理想の実現に尽力した秦氏の功業を伝える最も重要な遺跡であり、信仰と芸術の美しい調和と民族の貴い融和強調とを如実に語る日本文化の一大宝庫である。

また次回、「半跏思惟像」にカウンセリングをしていただきたいな。