山縣有朋別邸「無鄰菴」に行ってきた。

山縣有朋別邸「無鄰菴」に行ってきた。

無鄰菴(むりんあん)とは

無鄰菴は南禅寺界隈別荘群の中で唯一通年公開されている国指定の名勝。
総理大臣も務めた山縣有朋さんが元老の時に造った別邸である。

庭園は七代小川治兵衛さんの作庭で、さきほど立ち寄ってきた白河院の庭園も手掛けられたお方。
その他の作庭では平安神宮外苑、八坂神社神苑、京都国立博物館庭園、高山寺遺香庵庭園、仁和寺庭園などがあげられる。

また、日露戦争の前に総理大臣「桂太郎」さんはここ無鄰菴にて伊藤博文さん、小村寿太郎さん、そして山縣有朋さんで会議を行った。
ロシアに対する強硬な姿勢をとるという方針について、伊藤さんと山縣さんから同意を得るための内容であった。(無鄰菴会議)

無鄰菴標識

アクセス

自動車

無鄰菴には駐車場がない。
私は南禅寺→白河院から歩いて来たけど、自動車なら近くの有料駐車場にとめるしかない。

地下鉄

蹴上駅から徒歩約7分。
※市営地下鉄1dayフリーチケット(市営地下鉄一日乗車券)を提示すると入場料が100円引きになるよ。

京都市営バス

【京都岡崎ループ】
「南禅寺・疏水記念館・動物園東門前」下車で徒歩4分。
「神宮道」または「岡崎公園・美術館・平安神宮前」下車で徒歩約10分。
※メジャースポット「南禅寺」や「京都市立動物園」、「平安神宮」、「京都国立近代美術館」から楽に歩いて行ける距離。

タクシー

京都駅から20分。
※目安として2,000円前後になると思われる。

レンタサイクル

京都駅構内、京都駅周辺にレンタサイクルがある。
1日レンタルの相場は非電動1,000円前後、電動2,000円前後。
京都駅から25分~35分。

開場時間・料金

【4月~9月】9:00~18:00
【10月~3月】9:00~17:00
※最終入場は、閉場時間の30分前まで。
【休場日】12/29~12/31
【料金】410円
※小学生未満は無料。

みどころ

無鄰菴受付
受付

松の手入れがいいね。

無鄰菴の松

さて無鄰菴のみどころを見ていこう。

無鄰菴入場

無鄰菴入場2

ワクワク。

母屋に向かう時、川を挟んで向こう側に茶室が見える。

無鄰菴茶室

後で行くよ。

母屋・カフェ

入場すると左に進むと母屋があって、その先に庭園が広がる。
まず母屋に上がろう。

無鄰菴母屋と庭園

無鄰菴母屋

無鄰菴母屋内部

無鄰菴母屋から見た庭園

無鄰菴母屋から見た庭園2

無鄰菴母屋内部2

無鄰菴母屋内部廊下

無鄰菴母屋内の中庭

カフェといってもお茶室でいただく形式。
注文すると店員さんが運んできてくれて、庭園を眺めながらいただく。

無鄰菴母屋のカフェ

イチャイチャするカップルの邪魔をしないようにするため、今回はスルー。

無鄰菴母屋玄関

庭園

母屋を出て庭園へ。

無鄰菴庭園

東山が見える。

振り返って母屋の外観。

無鄰菴母屋の外観

クレーンが写り込んで残念。

花がひっそりと咲く。

無鄰菴のアヤメ

無鄰菴庭園の通路

無鄰菴庭園の池

無鄰菴庭園の滝

今日は日差しが強いからカメさんの甲羅がパキパキに乾いてる。

無鄰菴庭園の亀

無鄰菴庭園のクチナシ

クチナシの花もさりげなく咲いていていいね。

無鄰菴庭園のクチナシ2

洋館

入り口に戻って反対方向に進むと洋館がある。
ここの2階で無鄰菴会議が行われたんだよ。

無鄰菴の洋館

無鄰菴洋館1階

無鄰菴洋館1階Mosslight – LED

Mosslight – LED

無鄰菴洋館庭園説明

まわる順番を間違えたと思った。
この洋館に立ち寄って庭園のことを知ってから、庭園を鑑賞することをおすすめする。

無鄰菴洋館庭園模型

無鄰菴洋館の窓

無鄰菴洋館応接

無鄰菴洋館応接セット

狩野派絵師の障壁画は撮ったんだけど、実はこの部屋の天井も装飾されていて、それに気が付かなかった。
感性が足りないねぇ。
次回リベンジ。

無鄰菴洋館狩野派障壁画

フラッシュ撮影は禁止だよ。

茶室

茶室の写真は遠景で上記掲載しているんだけど、実は貸し切りで撮影できず(泣)
これもリベンジ・・・

まとめ

無鄰菴の庭園は2017年・2018年『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』において7位。
評価に違わぬとても素敵な庭園だった。

今回、またしても勉強不足で訪れてしまった。

まず最初に洋館に行き、庭園の勉強をしてからまわると細部に渡って楽しむことができる。

洋館では天井や床など細かいところもしっかり鑑賞することをおすすめする。

茶室もとても素敵で、貸し切りでない時に訪れたかったな。
※これはどうにもできないはなしだけど・・・日頃の行いか。

しかし先入観なく、しっかりと目に焼き付けてきたからいいかな。
(言い訳)

何度でも訪れたい、そんなスポットだった。