徳島県美馬市脇町「うだつの町並み」
川島城、川島神社で初詣をした後、徳島県美馬市脇町にある「うだつの町並み」に立ち寄った。
うだつの町並みは重要伝統的建造物群保存地区。
うだつの町並みの「うだつ」とは、「うだつが上がらない」でおなじみ。
いつまでたっても出世しないことを言う。
道の駅「藍ランドうだつ」に駐車すると、すぐ横がうだつの町並みだ。
「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のこと。

それが装飾を重視するようになっていった。
「うだつ」は漢字では「卯建」と書く。

うだつ「卯建」
うだつ「卯建」は、2階の壁面から突き出した漆喰い塗りの袖壁です。江戸時代は火よけ壁とも呼ばれる防火の役目をしていましたが、明治時代になると防火よりも装飾に変わってきました。
裕福な商家は富の象徴として、この「うだつ」を競ってあげました。
ことわざ辞典にいつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつが上がらぬ」と記してある。
ここ脇町は最古のうだつ(1707年)があると聞いたんだけど、どれであるか確認できなかった。
人も少なく、ゆったりとした時間が流れている。

花も飾られてきれい。



ちょっとしたところに気遣いがある。





市指定文化財「吉田家住宅」に假屋崎省吾氏が来られるんだね。

「うだつをいける」というこのイベントを機に假屋崎氏は徳島県美馬市の観光大使になられた。

売店があり、お土産も豊富。

どこへ行っても人がいっぱいである正月2日に、うだつの町並みはすごく安心させてくれる場所だった。
川沿いに菜の花が咲き、みかんがなっていた。


時間をおいてまた立ち寄りたい。