香川県の郷土料理「まんばのけんちゃん」を作ってみた。

香川県の郷土料理「まんばのけんちゃん」を作ってみた。

「まんば」という香川県の野菜をいただいた。
「まんば」は高菜の仲間で、「ひゃっか」ともいわれる。

辛子高菜みたいに漬物にして唐辛子を入れて食べてみたんだけど気分が悪くなり体調を崩した。
まんばはきちんと「アク抜き」をしないといけないんだよ。

まんば
まんば(ひゃっか)

アクは他の生物に食べられないように備わっているもの。
これをきちんと取らないと、人間も体調を崩してしまうわけだね・・・

さて、今回はきちんとアク抜きをして香川県の郷土料理「まんばのけんちゃん」を作ってみよう。
「けんちゃん」とは「けんちん」が訛ったもの。

まんばのけんちゃんの材料

▼今回の具材
・まんば:16枚
・豆腐:1丁
・揚げ:1枚
・砂糖:おおさじ1
・しょうゆ:おおさじ4
・みりん:おおさじ3
・だし汁:2カップ
・油(ごま油推奨):大さじ1

まんばのアク抜き

「まんば」のアク抜きは茹でた後、水につけて1日行う。

沸騰

茹でる時は塩を少々入れよう。

沸騰したお湯にまんばを入れる
茎側から鍋に入れる

2、3分茹でる。
茹ですぎるとクタクタになっちゃうから気を付けてね。

水に浸したまんば
茹でたまんばを水につけてラップをし、1日冷蔵庫で保管する

鮮やかな緑色になったね~

まんばのアク
アクが出た茹で汁

黒紫ですごい色。
アクのにおいも部屋中プンプン。
これは処理をちゃんとしないと体調を崩すね・・・

アク抜きの時短について

私の場合、アク抜きをせずに生で食べて体調を崩したんだけど、もっと時短ができないか試してみたんだよ。

いや、時短と言っても茹でた後に水につけて1日保存する工程を変更してみた。

①水につけて保存する時間を1時間にしてみる、②茹でてすぐ食べてみる、の2つの方法を取ってみたけどどちらも体調が崩れることはなかった。

日清オイリオさんのサイトによると、確かに茹でてそのまま調理している記事を発見した。

■香川県 まんばのけんちゃん|生活科学|植物のチカラ 日清オイリオ

確かに生で食べたらダメだけど、神経質になりすぎて1日置く必要はないかなと実験してみて思ったのでご参考に。

まんばのけんちゃんの下準備

1日水に付け込みアクを抜いたら、まんばのけんちゃんの下準備をする。

水を絞ったまんば
まんばを揃えて水を搾る

食べやすく切ったまんば
食べやすく切る

小さく切りすぎたかな・・・
大き目に切った方が食べ応えがあっていいかも。

豆腐と揚げ
豆腐と揚げ

豆腐はザルに入れておくと余分な水分を抜くことができる。
炒めれば蒸発はするので絶対にやらなければならない処理ではないけれど、最初にやっておけば進行がスムーズ。

調理

まんばを炒める
まんばを油で炒める

菜っ葉系を炒める時、私はいつもごま油を使用する。
お好みで。

豆腐を鍋に追加
まんばを炒めたら、豆腐を崩し入れる

豆腐を小さくしすぎた・・・麻婆豆腐みたい。
豆腐の大きさもお好みで。

揚げを鍋に追加
豆腐が崩れたら揚げを追加

だし汁を鍋に入れる
全体的に炒められたら砂糖、しょうゆ、みりん、出汁を追加

約20分煮込み、まんばが筋っぽくなければ味を調えて出来上がり。

完成

まんばのけんちゃん完成

おいしくできた~

ご飯が進む進む(^^♪
日本酒や焼酎にも合うね。

まとめ

まんば独特のクセが病みつきになること間違いなし。
今年の冬は積極的にまんばを購入しよう。

香川県にお越しの際は、香川県の郷土料理「まんばのけんちゃん」をぜひお楽しみあれ。
※私はお店で食べたことがなく、メニューにあるのも見たことはないんだけど、検索すると「まんばのけんちゃん」がメニューにあるお店は結構あるようだ。
発見したらこの場でご紹介していこう。

生では食べないようにね。