宮本武蔵「鷲の図」「竹林の図」所蔵!国宝「観智院」は忍者寺だった。

宮本武蔵「鷲の図」「竹林の図」所蔵!国宝「観智院」は忍者寺だった。

世界遺産「東寺」の塔頭寺院、国宝「観智院」

京都世界文化遺産を巡る旅、東寺に訪れた。
有料施設「金堂」、「講堂」のセット券に塔頭の「観智院」の拝観料も含まれていたので立ち寄った。

密教聖典の質と量で国内最高と言われている寺院だ。
その膨大な文書・典籍・聖教類は現在東寺の宝物館に所蔵され、通常非公開。
これはますます東寺宝物館の特別拝観には行ってみたくなったね。

徳川家康さんは観智院の価値を認め、真言宗の勧学院(僧侶の育成機関)と定めた。

内部は宮本武蔵の墨絵「鷲の図」、「竹林の図」や、庭園「長者の庭」、茶室「楓泉観」など見どころ満載。

本尊は五大虚空蔵菩薩像。
東京国立博物館に展示されたこともあり、本日は見られて幸運だった。

アクセス

東寺の北大門から出る。

東寺北大門から

橋を渡るとすぐに観智院。

簡単なアクセス解説だ(苦笑)

見どころ

入り口からオーラが出ている。
さすが国宝。

観智院入り口

お、桃の瓦。

観智院桃の瓦

桃には魔除けの効果があるんだって。

サルスベリの花がいいね。

観智院入り口のサルスベリ

さて、すてきな内部をご紹介しよう。

写経の間

観智院写経の間

ここは撮影禁止ではなかったよ。

中庭

観智院の廊下

部屋を移動するときに何げなく中庭が数カ所あって、とても癒される。

観智院の中庭

ガラス越しに撮影したよ。

観智院の中庭2

細かいところも気遣いが見られる。

観智院中庭3

▼客殿と本堂の間の枯山水庭園。

観智院書院の前の庭

茶室「楓泉観」

写真撮影禁止。

襖絵がとても美しかったよ。

外を撮るのは許されている。

観智院の庭

いつまでも座っていたかったね。

観智院楓泉観の外の庭

斜めに2室あって、複雑な構造をしている。
両方とも角部屋にするという工夫かな。

宮本武蔵筆「鷲の図」、「竹林の図」

宮本武蔵さんが滞在中に描かれたもの。

▼鷲の図(パンフレットより)
観智院宮本武蔵「鷲の図」

ただの墨絵ではなく、宮本武蔵さんが描いたと知らなくても素晴らしい絵だ。

▼竹林の図(右)(パンフレットより)
観智院宮本武蔵「竹林の図」

あら、パンフレットの写真が分かりにくいね・・・
2羽の鷲、2本の竹を描き、二刀流の心意気を感じられるとのこと。

宮本武蔵さんは剣豪として名高いわけだけど、こんな繊細な一面もあったんだね。

涅槃禄「長者の庭」

観智院長者の庭

真言宗立教開宗1200年慶讃大事業として新たに平成29年に作庭されたんだって。
ガイドさんは前の方が良かったとおっしゃっていたけど、とてもすてきな庭だよ。

銀閣寺と同じ白川砂を使用している。

五大虚空蔵菩薩像

▼パンフレットより
観智院五大虚空蔵菩薩像

これは唐の都長安の青龍寺金堂の本尊にあったもので847年恵運さんが持ち帰ったものなんだって。
このスラリとした特徴は宋代彫刻に見られる特徴なんだとか。

この縦に長い像を揺られる船で持ち帰るのは大変だったこと、当時船の生還率は50%だと聞いた。
お疲れさまだ~

しかし昔の中国の方は日本人に優しいね。

今は各国が技術を盗めないようにし合っているけど、いい技術を惜しみなく伝え合う世の中、いい時代だったんだろうなと思いながら奈良・平安時代を想像したよ。

愛染明王像

▼パンフレットより
観智院愛染明王像

愛染明王さんは恋愛成就の仏さまとして崇拝されている。

像の前におみくじがあって、恋愛成就の秘訣が書かれてあるそうだ。
筆者はやらんのか~い(笑)

書院

書院は立ち入り禁止。

ガイドさんに「ここから写真を撮るといいですよ」と教えていただいた。

観智院書院

浜田泰介さんの「四季の図」の襖絵が4面ある。
写真中央に見えているのは「秋の音」という作品。
ススキと月が見えるね。
光の加減で月が光って見える時があるのだとか。

そういえば世界遺産「醍醐寺」に訪れた時にも浜田さんの襖絵を見たよ。
とても素晴らしかった。
醍醐寺については後日レポートするよ。

忍者寺としての機能を持つ観智院の秘密

まず、公式サイトやパンフレットには掲載されていないんだけど、ガイドさんが教えてくださったことにびっくり。
客殿の部屋はそれぞれ外敵への対策が細部にわたって施されている。

客殿の1室には隣への隠し扉、槍をかける棚がある。
隣の部屋に行くと紙でできた天井になっていて忍者などが天井に潜めない仕様。

また、宮本武蔵の「鷲の図」の前には刀を隠すことができるようになっている仕掛けがある。

さらに「長者の庭」の縁側。

長者の庭の縁側

板に隙間を作り下に潜めないようにしている。

宮本武蔵さんも追われる身であったため、観智院は安心できたのかもね。
私は石川県金沢市にある妙立寺(みょうりゅうじ)という忍者寺を訪れたことがあり、様々な外敵への対策を学んだ。
妙立寺ほどではないけれど、ガイドさんのお話をとても楽しかった。

珍しくガイドさんに説明をお願いしたんだけど、このことはガイドさんの説明がないと絶対に知ることができないことだったよ!
今後どこでもガイドさんを発見したらお願いしよう。

まとめ

世界遺産「東寺」の塔頭寺院で国宝の観智院、美しいだけではなく、忍者寺としての機能もあわ持つ不思議な空間、ぜひ堪能していただきたいね。

東寺にはレポートの課題が山積みになっているけど、観智院は次回にゆっくり訪れてみたい。

とにかくすてきな空間だった~

観智院本殿の廊下

観智院の畳







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