【四国八十八景74番】東山魁夷せとうち美術館

【四国八十八景74番】東山魁夷せとうち美術館

香川県坂出市沙弥島に「東山魁夷せとうち美術館」がある。

東山魁夷せとうち美術館入口

東山魁夷氏は昭和の国民的風景画家。

絵画に詳しくなくても名前を聞いたことがあるくらいの方、はたまた聞いたことがない方でも、作品を見れば作者とつながると思う。

さて、私は何回も来ている。
なぜ本日訪れたかというと、カフェから見える瀬戸大橋の風景が「四国八十八景選定地」になっているわけね。

作品はすべて写真撮影禁止なんだけど、館内のカフェは撮影可能なのだ。

東山魁夷せとうち美術館カフェから見える瀬戸大橋

他のお客さんがいっぱいいるので堂々と撮ることができなかった。

やはりイベントがない時や平日などに来るべきだったか・・・

カフェの外に出てみる。

東山魁夷せとうち美術館カフェの外

瀬戸大橋のライトグレーは、東山魁夷氏の提案で決まった。
また、おじい様が坂出市櫃石島(ひついしじま)出身ということで、東山魁夷せとうち美術館は2005年4月に誕生した。

東山魁夷せとうち美術館カフェの外から見る瀬戸大橋

坂出市から「与島」→「羽差島」→「岩黒島」→「櫃石島」と並んでいるので、位置関係は分かるかな?
写真ではちょっとどれか分かりにくい。

写真を撮りながら、少し自分が間違ったことをしているんじゃないかと思い始めた。

東山魁夷氏やそのほかの作者の作品を鑑賞するために訪れ、そのついでにカフェからの景色を楽しむ、こうあるべきだったなと。
(もちろん作品はしっかり鑑賞したんだけど、一番の目的がカフェからの眺めを撮影することだったからね・・・)

選定地に選ばれたからといってここに来て、作品をないがしろにして写真を撮ってもいい写真になるはずがない。
敬意を払って写真を撮ることを心掛けたい。

また、ブログで紹介するために写真を撮ることと、撮った写真をブログに投稿することも、まるっきり考え方が異なる。

私は常に後者でありたいなと思う。

瀬戸大橋と瀬戸内海、東山魁夷せとうち美術館にいろいろ学んだ。

あ、でも眺めはさすがに四国八十八景に選ばれたわけで、とてもいいよ。